アニメ『日常』でボカロ曲！！

ゆっこ＝リア充爆発しろ! ページ13

ゆっここと私は電車に乗っていた。今からみおちゃんと麻衣ちゃんと一緒にお茶会。

心が弾む。なんのこと話そうかな。

ドサッ!

いきなり誰かがこちらにぶつかってきた。見たところ、男のようだった。

女が男に抱きついて頬ずりをしている。その衝撃でこちらにぶつかってきたらしい。

「うふふ、ダーリン♪」
「なんだい、他の人に迷惑になるじゃないか〜」

もう他の人の迷惑になってんだよ!!リア充が!

と、つっこみたくなったがやめといた。リア充全員がこうもイチャイチャしているわけじゃないし。

しかし、あちらに謝る気配なし。ムカッと来た。

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時は夏休み。某都道府県のビーチに来ていた。砂浜に敷いたブルーシートの上で寝転がって

海を眺めている。と、そこで不愉快なものが視界の隅に入った。

男女含めて7人くらいの若者たちが(私より少し上くらい)ビーチでスイカ割りをしたり、

ビーチバレーをしたり、泳いでいたり。付き合ってはなさそうだが、無償に腹が立った。

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家に帰ってから自分がバカらしく思えてきた。なぜこんなことで悩んでいるのだろう。

あっちはあっち。自分は自分。と、どこかのアニメで聞いた。

でも、このどうしようもないイライラはなんなのだろう。

ふと、誰かが部屋の中に入ってきた。

「麻衣ちゃん!?なんでここに!?」
「…ゆっこが悩んでるから。いいものがあるよ」

そう言って無断侵入してきた(お母さんはいるだろうけど)麻衣ちゃんは

私の前に爆弾の装置のようなものと、

フラスコを置いた。中には赤色のドロッとした液体が入っている。

「おえ………何これ麻衣ちゃん?」
「…これで過去に戻れる。ゆっこの苛立ちを相手にぶつけられる」

そこではっとなった。私の気持ち。それは、あの男女共の――――

壊滅。爆発。

「…これを飲めば過去に戻れる。これを飲んで行きたい場所と時間を考えて目を瞑って。
そうすれば過去に行ける」
「……ありがとう麻衣ちゃん。がんばってくるよ!」

私は麻衣ちゃんのそう言い、フラスコの蓋を開け、そのまま飲んだ。

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あの時間。あの場所。全てが一致している。あのイチャつくカップルは未だに頬ずりをしていた。

あの頃の私が電車から出る。それと同時に私は黒い爆弾装置を床に置いた。

あいつらか気づいていない。私はスイッチに手をかけた。

「リア充死ねええええええ!!」

懇親の叫びでスイッチを力強くおす。爆発音が電車内で響いた。

ゆっこ＝リア充爆発しろ!→←↑の企画について

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