アニメ『日常』でボカロ曲！！

麻衣＝深海少女 ページ2

私は――悲しみという名の海に深海に自分を閉じ込めていた。
もう目をあけるのも億劫になってきた。
このままどこまでも落ちて行き誰にも見つけられないのかな・・。

今日は高校の入学式だった。
私は未だに人と話をしていない。それは中学の時も一緒だった。
本当は話しかけてほしいのに―――
私の隣の人は茶髪の女子だった。入学式なのに居眠りしている。

この子なら――

私は鞄の中から達磨落しを出しそれを女子の頭に乗っけた。
女子は起きない。
しかしその場面を他の女子に見られてしまった。青髪のツインテール。
その瞬間女子が起きた。
「ふあ？あんた誰？」
「あ、私長野原みお！よろしくね！」
「ああ、私相生祐子！ゆっこって呼んで！」
２人は少しの間談笑していた。

あれは一体なんだったんだろう。
何か温かくて眩しい光を放っているような気がした。

昼も夜もなかったこの場所。だけど床についても眠れない。
自由の羽を大きく広げて笑っているゆっこはとても眩しかった。

また光が降り注いだ。
ゆっこはみおと話していた。
私はそれを自分の席からじっと見ていた。
でも不意にこっちに振り返ったゆっこと目があってしまった。
私は目を逸らし読書をしている振りをした。
嘘吐きな私――――

翌日のことだった。
ゆっこは突然姿を消した。

私の隠れた性格―――心配性だ。私は焦りに焦っていた。
闇が彼女を隠し私は独りきりになった。

もう限界。私は教室を飛び出した。
廊下を走り回ったがゆっこは見つからない。私は膝に手を着いた。
「ほーら！」
不意に上から声が聞こえた。顔を上げるとそこには―――
「麻衣ちゃんも素敵な色を隠してたじゃん！」
ゆっこがいた。
「さ、教室帰ろ！」
ゆっこは私の手を取り走り出した。
頭から色々な声が聞こえる。私にはそれがマリンスノーが祝福の賛歌を歌っているように感じた。
視界がぼやけ、頬に熱いものが滴り落ちた。
私はそれを服の裾で拭った。
「たっだいまー！」
「あ、お帰りゆっこ・・て、その子麻衣ちゃん？」
「うん。さっき会ったんだ！」
「そっか。じゃあ一緒に話そ麻衣ちゃん！」


私はあなたに出会えて変われたきがする。
この海を出て私は――――


飛び出すんだ。

ゆっこ＝ヘッドフォンアクター→←みお＝天ノ弱

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー食べ物

すし

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す