【主に黒バス・銀魂他で】二次元何でもあり短編集！４

いかに上手くあの子の足元に消しゴムを飛ばせるかin授業中/黒バス/高尾和成(一応) ページ20

. . . あ の 子 み た い に な り た か っ た 。


***


明日学校だな、ってメールが着た、日曜日のこと。
明日体育あるじゃん、そうじゃん、そういえば今日土曜日じゃなかったんだ、って気付く今更。



そういえば席替えしたんだっけ。
先週の終わりにしたそれは、微妙としか言いようがないくらい、最悪で。



わざと教科書を忘れるなんて、もうやめだ。
どうせ明日からは、わざとでもなんでも、忘れてしまっても、斜め前のあなたに見せてもらうことはできないのだから。



行きたくない、って送ればあなたが心配するのが目に見えた。



..なんて送ろう。
楽しみだね、とか？



恋ゴコロで会話力は補えないの、神。



そういえばくじ運は補えなかったね神様。
喋らないあの子が前にきて、私と正反対のあの子が高尾くんと気軽に喋れるの。



変われたら、と思う。
思うだけ。




願うだけ。




.



.



.



最近気になりつつある、斜め後ろの女の子からメールが着た。
この前まで横だったのにな、人事を尽くしたつもりでもくじ運が良くなかったみたいで。



明日学校だな、って送った直後、なんて返ってくるのだろうかと考えていた。



疲れたね、眠いんだよね、と言う彼女はいつも、
閉鎖的な空間のなかで楽しそうに見えた、し。



楽しかったらいいね、とだけ返事が着た。



明日はどうにか消しゴムを、
彼女の足元まで飛ばせるように。





***



あ の 人 は 変 身 が す ご く 上 手 い 。




。○。゜○


こんなの高尾ちゃんじゃない！かもしれない！！
ごめんなさい！！！


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