探偵は愛に生きる (ページ27)

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A ページ27

「・・・昼間は、すみませんでした。」

深々とソファーに座りながらも謝る男性

「いえ、大丈夫ですよ。お名前、お伺いしても？」

「あ、はい。これ、宜しかったら」

名刺を渡される
杉本さんね

「私は、あいばといいます。すみません、元は違う探偵事務所に居まして、最近此方でお世話になるようになったんですが、名刺が未だ届いていなくて」

そう幾分申し訳無く笑うと、少し安堵の表情を見せる

「・・・それで、杉本さん。何から貴方を助ければいいんでしょうか？」

「・・・・・」

「どうぞ」

カチャリと机の上に置かれるコーヒー

「あ！・・・すみません、有難うございます」

「いーえ、ゆっくりで良いですからね」

和が柔らかな笑顔で、対応する
それに鼓舞されたのか、杉本さんの重い口が開く

「・・・実は、」

「はー、つまんない・・・」

リーダーが、ソファーの上でごろごろ笑

あれから一週間、杉本さんの件は解決した笑
それと、もう一つ、俺とじゅんが追っていた、金を取った犯人も

要は、二つの事件が繋がっていたのだ

金を取った瞬間を目撃した杉本さん
そして、その時ばっちり犯人と、目が合ってしまったそうだ
そりゃ、不安になるよね笑

そんな時に、リーダーが入れたチラシを見て、警察に言うよりは、犯人に恨まれないかも知れない

そう思ったそうで

『チラシは良いですが、ポケットティッシュ一つ入れるのはやめて下さい///犯人からかと思って、凄く怖かったんですよ？』

笑いながらも、そうリーダーに説教して笑

『・・・すみません、以後気をつけます///』

その時は、殊勝に謝ってたけど・・・

今は、ごろごろ笑

「リーダー！」

和がリーダーを手招きしてる

「何？」

二人でパソコンの画面見ながら、クスクス笑ってる

・・・又、変なの買わないといいけど笑

コーヒー片手に、微笑ましい光景を眺めていると、
すすすと近付いてくる奴が一人

・・・嬉しくない笑

「まさき、今日時間ある？・・・ちょっと相談に乗って・・・」

「忙しいです」

「頼む！！もう、俺は何をどうすればいいのかっ！？」

頭を抱え込むしょうさん

まー、中身はウブだからなー、リーダーは笑

「・・・奢り？」

「！！何処でも結構です！！」

って、言われても貧乏なの知ってるし笑
・・・しゃーないか笑

バンッ！！

「リーダー！事件！！」

・・・じゅん、ドアが壊れる

「え～～～！！//////」

・・・リーダー、喜び過ぎです笑