探偵は愛に生きる (ページ25)

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S ページ25

「はー、・・・行きたくない
全部見られた！！しょう君があんな所でキスするから！！」

・・・さっきは、まさきに笑顔で応えてたのに

「・・・さとし君、俺の事好き？」

車を止めて、顔を覗き込むと

真っ赤な顔で、視線が俺の唇に落とされる

・・・・？
して欲しいって事かな？

ちらりと外を見ると、結構な人が行き来してるけど・・・まー、いいか

さとし君の顔だけ、自分の腕で隠す様にして、そっと触れると、びくりと硬くなる体

・・・？
違ったのかな？
でも、抵抗はされない

角度を変えて、閉ざされた口の中へ無理矢理舌でこじ開けると、

「んっ！・・・・んっ！」

・・・かわいい

辿々しくも、応えようとする舌
それを捕まえて、濃厚に絡ませ、歯列をなぞり上唇と下唇をゆっくりと舌で愛撫する

小さく震える身体が、愛おしい・・・

繋がる唾液をそのままに、息を整える為に少し離し、さとし君を見る

潤む瞳、唾液に濡れた唇を少し開けて待っている

「！！ん～～！！」

・・・やばい、止まらない・・・

「・・っはー、はー・・・」

やっと離してあげると、ぐったりしてる

・・・・

「はー、・・・キスって、こんなに長いの？」

・・・やっぱり///

「・・・うん、恋人のキスは初めて？」

「10歳まで、向こうにいたから挨拶のキスは慣れてるんだけど・・・」

「帰国子女だったの？」

「うん、こっちに来たら何でか分かんないけど、凄く女の子に嫌われた、あいばちゃんとはそこからの付き合いで、ずっと助けてくれてた///」

んー、多分可愛すぎたんだろうな
・・・まさき、モテそうだし

「大きくなるにつれて、周りの女の子の態度も変わっていったけど、元を知ってるから・・・
好きでも無かったし、付き合う気にはならなかった
・・・変？」

俺にそれを聞くの？笑

「変じゃ無いよ」

「・・・ん///借金して、事務所構えて、あいばちゃんに迷惑掛けない様に、がむしゃらに働いて・・」

・・・だから、ちょっとお金に厳しいのか笑
俺はサラリーマンで貯めた金で、会社起こしたからそんなに、借金は背負わずに済んだから

「・・・そしたら、しょう君が現れた。かっこいいのに、可笑しくて、へ、変態で///」

・・・その言葉は傷付きます笑

「・・・嫌われたと、思った・・・謝っても、何も返してくれないし、・・・溜息、つくし・・・」

「・・・」