探偵は愛に生きる (ページ24)

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A ページ24

「うん、・・・うん、分かってるよ笑
俺にとって大切な人だけど、リーダーの気持ちが一番大事でしょ？・・・・うん、有難う。
泣きたくなったら、ちゃんと顔出すから・・・うん

バンッ！！

・・・あ、二人が帰って来たからもう、切るね。
・・・うん、大丈夫だよ？それぐらいでリーダーが怒る訳ないでしょ？あー、それと、例の105号室、ビンゴかも。・・・うん、分かった、リーダーに伝えとく。じゃーね」

一人で走ってくれば良いのに、・・・しょうさん、引き摺られてるし笑
一人じゃ恥ずかしかったの？

「・・・何聞いた？」

そんな真っ赤な顔で、睨まれてもねー
一応少し、傷心なんだけどなー・・・大分かな？笑

「んー、リーダーが一人で木陰で泣いてるわ！！
まー君、早く迎えに来てあげて！！・・・が、1回目の電話」

目を大きくして、更に真っ赤になってく

うん、最初から見られてたみたいだよ
何時もなら気がつくのにね
そんな事も気付かない程に・・・

「・・・しょうさん？」

「・・・はい」

何とか体制を整えて、しょうさんが俺に応える
多分、さっきの電話で俺の想いに気付いたんだろう
真摯な眼差しが返ってくる

「もう、泣かさないでね？」

「はい！！」

って、しょうさんが涙目になってどうすんの？笑
聞いた話だと、未だ両想い迄はいってないと思うんだけど？
あの人達が言うには、未だ未だ俺の入り込む隙間があるらしいよ？笑

「・・・あいばちゃん？」

「リーダー、仕事しないで帰って来たでしょ？
あの人達が、何でも手伝ってくれるってさ。だから・・・もう一回ね？」

「お、俺が・・・？」

「うん」

「しょ、しょう君と・・・？」

「うん笑」

「・・・何か、怒ってる？」

「うん」

「！！・・・・」

「まさきっ！！」

「・・・御免、嘘だよ。・・・俺と行く？」

涙を溜めた瞳で首を横に振る

「・・・しょう君と、行く」

・・・うん、だよね

「行ってらっしゃい」

「・・・行ってきます」

・・・そんな捨てられた子猫の様な目で見ないでよ
・・・捨てないよ
貴方が例え違う人を選んでも

ずっと、・・・側にいる

「リーダー、終わったら電話してね」

側にいるから

「・・・うん！！」

二人の変わらない決まり

しょうさんが、俺より強くならないと永遠に続く二人の決め事

・・・負ける気はしないけどね笑

「行ってらっしゃい！」

「行ってきます！」

リーダー、しょうさんは引き摺る物じゃないよ笑