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「終わったよ」
『うん、お疲れ様』
「・・・何処に居るの？」
答えた場所は、やっぱり自分がいる場所の近くで
「そこは、変わらないんだね？」
リーダーの居る場所へ歩きながら、携帯で話し続ける
『変わらないよ』
当たり前でしよ？
そんな声が聞こえる
「ずっと？」
『ふふ、駄目？』
「ううん、良いよ」
『良かった///』
「ただいま」
見知った顔が、振り向く
『お帰り』
そう言って切れた携帯の先に、何時もの貴方の笑顔
ほっと出来る場所へと、俺は帰って行く
「○○団地の105号室ね、何も無いと良いけど」
「ふふ、それだと仕事にならないけどね」
二人で帰る車内の中、何時も通りにお互いの仕事の報告をし合う
「そっちは、どう？」
金銭トラブルでの、犯人探し
表には出せないらしく、探偵屋に来た依頼
元々は、じゅんが担当してたけど、行き詰まったらしく、だったら新しい目線と思考で、という事で今日俺がかりだされた
「じゅんが、少し苛ついてた」
リーダーが、笑ってそう言う
まー、良い気はしないだろうな
俺に仕事を取られた感じになるんだから
「そっか、じゃ明日は二人で行くよ。
怪しい奴だらけで、盗聴器仕掛けたいし。仕掛けるなら、一人より二人の方がいいしね」
「何個必要？」
「んー、三つかな」
「ん、分かった。出しとく」
「・・・リーダー」
「うん？」
「だから、明日は待ってなくても良いよ」
もう、二人じゃない
五人になった家族
変わらなきゃいけない部分も出て来る
「・・・やだよ」
膨れっ面 笑
「リーダー」
苦笑気味に言うと
「・・・じゅんって、強いのかな？」
・・・そこなんだ？
「っぷ、あははは///」
「ふふ、俺と五分で戦えたらね、それまでは駄目」
「・・・それは、ハードルが高いんじゃない？」
笑って言うと
「・・・俺より強いくせに、俺より弱かったら意味ないじゃん」
んー、考えが何故か戦う前提なんだよね笑
逃げるっていう選択もあるんだけど
まー、逃げられない時もあったけど笑
「分かった、じゃー明日も終わったら電話するね」
「うん」
何か偉そうに返事してるけど、顔が嬉しい
って言ってるよ？笑
・・・変わらない物があっても、いいかもね笑
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作者名：かおる | 作成日時：2019年2月18日 22時
