探偵は愛に生きる (ページ14)

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N ページ14

ただ今絶賛、我々ほっとかれ中

えーと、要は、仲間にする、しないの話じゃ無くて、自分達の存在をしょうさんが俺達に話して無かった事を怒って出て行こうとした・・・で、合ってます？
まー、盗聴器の件も聞いてませんしね

・・・ふむ、中々男気があって・・・

隣に座るじゅん君を見ると、目が合って頷かれる
笑ってる所を見ると、一緒な考えに至ったようだ

時計を見ると、そろそろ１０時

「しょうさん、そろそろ約束の時間なんですけど」

「え！？・・・あ、そっか・・・」

しょうさんがちらちら気にしてる人は、多分もう怒ってないんじゃないかな？

「誰、お客さん？」

あ、少し怒った振りしてる笑
ふむ、愛嬌も合格

「はい！！・・・あの、旦那さんに説得でもしたんですか？奥さんが、もう調べるのはいいと、電話があったみたいで・・・」

「ああ・・・秘密、ふふ///
同席しても良い？」

「勿論です！！///」

さささと、しょうさんの動きが早い早い笑
未だ来てもいないのに、もうソファーに二人して横並びで座ってるし

嫌、おかしいでしょ？
奥さん入って来たら引いちゃうよ

じゅん君はコーヒー入れにキッチン行っちゃたし
皆んな自由過ぎる笑

「この椅子借りていい？えーと、和の方だよね？」

お客さんが来る前に、清算の内訳を書いた書類をまとめてると、声がかかる

あー、盗聴してたから名前知ってるのか
たしか・・・

「あいばさん、ですよね？どうぞ」

にっこり微笑むと、優しそうな顔が返ってくる
何だ、この人も良い人じゃん

「それ、内訳？見せて貰っていい？」

そう言われて、しょうさん達の方を見る

嬉しそうに話しかけてるしょうさんと
ふにゃんと笑う人

・・・一緒に働く事になりそうだし、いいか

「どうぞ」

書類を渡すと、有難うの礼の後に、書類を真剣に見つめる瞳
・・・何か、同じ職の人に見られるのって恥ずかしいんだな///
いや、大丈夫
俺の仕事は完璧の筈

「・・・何か可笑しな所有りますか？」

と思いつつも、聞いてしまった

「おかしくは無いけど・・・」

けど？

「この価格で、やっていけてるの？
リーダー！」

あいばさんが、書類をソファーに座るその人に見せに行く

「・・・何これ？」

書類を見たリーダー？が、しょうさんに突きつける

「働いた正当な報酬は貰うべきだ」

「でも！困ってる人を・・・」

「困ってるだけで、お金無いって言ったの？その人」

目から鱗のしょうさん

社長交代ですね笑