暫しの眠り ページ9
「しょう君、誰もいなくなってるよ？」
「え？」
打った尻をさとし君に撫で撫で///してもらってる内に、さとし君の言葉に辺りを見渡すと
「本当だ」
「ね？」
「うん・・？？」
さとし君の手を借りて、立ち上がり
二人で手を繋いで、今いる大きな舞台(ローテーブル)の端っこまで行ってみる
「駄目かー、高すぎる」
降りて逃げれるかな？と思ったのに、飛び降りるには高すぎるし、未だ使えそうな物を何も準備していない
少しずつ借りて、それで色々な道具を作るんだから、今何も持っていないのは当然なんだけど
「あの人達、もう戻って来ない、って事は無いかな？・・さとし君？」
ふいに離れた手に、横を見る
「・・・疲れたよね？//」
目をコシコシしてるさとし君
沢山歩いて
お腹も空かせて
それでも苺を取ったり、お魚さんも取ろうとしてくれた
俺が地図とにらめっこしてる間
俺以上に動いていた、さとし君
俺以上にお腹を空かせていた、さとし君
苺を食べて、眠たくなったみたい///
「少し、眠る？」
目を擦りながら、こくんと頷くさとし君
うん、さっきはあたふたしちゃったけど//
あの人達の色はとても、落ち着いていた。
大丈夫
何もされないはず！・・・多分←不安笑
「しょう君」
「うん？」
コロンと寝転んださとし君と向かい会った状態で、俺も寝転ぶ
「ここまで連れて来てくれて、ありがとう///
僕、地図見れないから、ごめんね
ありが・・と・・いちご、たくさん・・・」
「・・・うん、又沢山食べようね」
すー、って寝たさとし君の上に、汚れて土埃だらけの上着を、少し離れた場所でパタパタして
さとし君の上にそっと被せる
う〜、俺も眠たいけど・・我慢！我慢！
眠るさとし君を守る様に、しょう君は大きなドアを見つめます
背後に大切な人を隠す様にして
「・・・くす//」
でも残念、しょう君
しょう君の背後の窓から、苺を収穫しながらそんな二人を見ている先程の青年が
「残念なナイトさんだね、くすくす//」
でも大丈夫そうです
青年はそう言って苺を再び収穫し始めました
下の方に成った、大きな苺は残して
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じゅーくろー(プロフ) - ありがとうございます！幸せもらいました。来年もお暇な時に書いていただけたら嬉しいです。良いお年を！ (2019年12月31日 11時) (
レス) id: 26990fcaa5 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - じゅーくろーさん» 沢山のコメント有難うございます。なので、1ページだけだけど、追加してみました笑さて、今日中にサンタさんは届けられるのか？頑張れサンタさん！！ (2019年12月25日 10時) (レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
じゅーくろー(プロフ) - こんにちは。初めて読ませていただきました。泣けました。これからシリーズ読ませていただきます。かわいいピュアな小人のやまに癒やされました (2019年12月15日 13時) (レス) id: 26990fcaa5 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - masaoさん» 今晩わー。終わっちゃいました。とてつもなく寂しいです。でも和とまー君がきっと、最後まで支えていてくれる。そう信じて。じゃないと、のんびりさんと、うっかりさんコンビだから笑コメ有難うございました。 (2019年10月28日 22時) (レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
masao(プロフ) - かおるさん、こんばんは。私はこの小人さんのお話が大好きで、いつも更新があると楽しく拝読していました。嫉妬メラメラの今の宿主の２人に笑いました。小人の２人とその宿主の２人の素敵なお話、ありがとうございました。 (2019年10月28日 20時) (レス) id: 7a74d9ef4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおる | 作成日時：2019年2月3日 0時
