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ハーレム ページ31

「ごちそうさまでした」


両手を合わせてぺこりとおじぎのさとし君
その横では、未だ頰に沢山入れてもぐもぐしてる
しょう君


「もういいの?」


「うん。お腹いっぱいだよ」


「隣の子は未だ食べてますが?」


怪が二人を交互に見て言いますが、何せ小人
どちらを普通に捉えればいいのか
双子は分かる術がありません


「大き過ぎた?もう少し切った方が良かった?
もっと色々な物を食べないと・・」

「兄さん」


目をぱちくりして、領の矢継ぎ早な言葉を聞くさとし君を見て、怪が苦笑と共に領の腕を取り


「大丈夫。さとしは欲しい物は欲しいって言うから。ね?」


「ん?うん。領君、美味しかったの
僕たくさん食べたよ
ぎゅー、して」


さとし君は、領君の胸の中が気に入ったのか
両方の手をパタパタしてせがみました




「私もいい加減、過去に囚われるのは卒業した方がいいんでしょうね」


そっとさとし君を抱く兄の顔を見て
怪も、また
その肩に頭を乗せ寄りかかり、天井を見上げながら
呟きました


「もう、・・趣味になってるのかと思ってた」


「それは、少しは高揚してる部分もあるので、否定はしません」


「怪、やめれるのなら、もうしてほしくない」


「・・・うん。このままだと兄さんの不眠症が、酷くなるだけだしね」


「あれ?気付かれてたのか」


「いくら息を潜めていても、気配には敏感ですから」


「ふふ//そっか・・」


「もう、行かないから。
兄さんも、昔の私は忘れて下さい」


「それは、・・難しいね(笑)」


「凄くね。
でも、家族が増えてしまったから
私が帰って来なかったら、この子達泣きそうだし」


兄にへばりついてる小さな頭を撫でると
な〜に?
と、見上げてくる瞳
それを見て怪が笑っていると、


「俺も泣くけど?」


上から、不満の声があがる


「一人で泣いたらだめよ?
内緒のお話終わった?」


どこまで理解しているのか
怪が笑う中
さとし君は二人を交互に見て


「あのね、・・(もじもじ)///
この後ね、ご飯たべたらね(もじもじ)///」


きゃっ///きゃっ///と、領君の胸に顔を隠しては話すさとし君を、双子は穏やかに見守ります


「しょう君と、皆んなとね///」


「うん」


「お医者さんごっこしたいの!///」


「「・・・・は?」」


「しょーくーん///言えたよ〜
二人も混ざるって〜///」


「俺が医者だからな!」←ハーレム?


参加するとは一言も発していない中
盛り上がる小人達(笑)でした。

何も無い部屋の中で→←何のテレビ見たの?



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じゅーくろー(プロフ) - ありがとうございます!幸せもらいました。来年もお暇な時に書いていただけたら嬉しいです。良いお年を! (2019年12月31日 11時) (レス) id: 26990fcaa5 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - じゅーくろーさん» 沢山のコメント有難うございます。なので、1ページだけだけど、追加してみました笑さて、今日中にサンタさんは届けられるのか?頑張れサンタさん!! (2019年12月25日 10時) (レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
じゅーくろー(プロフ) - こんにちは。初めて読ませていただきました。泣けました。これからシリーズ読ませていただきます。かわいいピュアな小人のやまに癒やされました (2019年12月15日 13時) (レス) id: 26990fcaa5 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - masaoさん» 今晩わー。終わっちゃいました。とてつもなく寂しいです。でも和とまー君がきっと、最後まで支えていてくれる。そう信じて。じゃないと、のんびりさんと、うっかりさんコンビだから笑コメ有難うございました。 (2019年10月28日 22時) (レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
masao(プロフ) - かおるさん、こんばんは。私はこの小人さんのお話が大好きで、いつも更新があると楽しく拝読していました。嫉妬メラメラの今の宿主の2人に笑いました。小人の2人とその宿主の2人の素敵なお話、ありがとうございました。 (2019年10月28日 20時) (レス) id: 7a74d9ef4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かおる | 作成日時:2019年2月3日 0時

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