安住の地を求め

命を育む水の中で ページ4

「ん〜、こっちに小屋って言う家がある筈なんだけどな〜？」

初心者向け家

地図に記載された、マニュアル通りに進むしょう君

人間が住んで居ないから、初めての方は是非此方で練習しましょう♪

・・・って書いてあるし、行かないと！

「しょうく〜ん！」

自由に歩くさとし君、しょう君が地図とにらめっこを始めると、直ぐ何処かに行ってしまう

嬉しそうに、楽しそうに僕を呼ぶ声に、早く小屋にたどり着かなくちゃ！って焦っちゃう俺を、何時もの僕に戻してくれる

「どうしたの？さとし君・・・わぁ〜〜///」

さとし君の方へ草を掻き分け向かうと

「しょう君、しょう君！これ、海！？///」

さとし君の前には、きらきら太陽の光を浴びて、湖面を輝かせる小川が、ゆっくりと水を運び続けていました

「・・・これは川だよ///さとし君・・・何してるの？///」

小川に見とれていたしょう君が、さとし君を見るとすっぽんぽんの体で、いそいそと綺麗に荷物を並べ始めていました

「だって・・・もう臭い・・・///」

ばあちゃんの所から出発して、お風呂に入っていない僕達、自分の洋服を見下ろすと、確かに薄汚れていて・・・


え！？俺臭いの！？


すんごくショックを受けて、さとし君に目を向けると

「しょう君に、臭いって・・・思われたくない///」

「ぶふぉっ！！///」

全裸で手をもじもじしながら、赤く頰を染めた顔で俺を上目遣いで見るさとし君


すっ、凄い威力だ！！///



「しょう君も早くー！///」

俺の前で小川に向かって走り出すさとし君の、ゆらゆら揺れる、さとし君の・・・プリけつ・・

ぷりぷり・・ぷりっ・・・

「ぶふっ！！///」

う〜〜//////

真っ赤になっているであろう自分のほっぺに、パンパンと手で叩き気合いを込める

な、慣れないと！・・・これからいっぱいさとし君と入るんだし・・・///



別に、一緒にお風呂に入ると決まった訳では無いのですが・・・


あ〜、幸せだな〜///


小屋の事なんてすっかり忘れて、しょう君もすっぽんぽんになり、さとし君の後を追いかけます


「待ってー！！///」



緩やかに流れる小川

小さな二人を流さない様に

ゆっくり、ゆっくりと


太陽の光を沢山浴びて、冷たさを少し隠し


キラキラ、キラキラ


水飛沫を上げ笑い合う二人を


包み込む様に



「あ、お魚！！」

ひゅんっ！！と、近くの石を投げ入れるさとし君

ぷかりと浮かぶお魚さん

「さ、さとし君・・・」

「わ〜い、ご飯〜///」


豪速球さとし笑

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