アイス ページ25
「汗が目にしみただけだよ？」
笑って言う俺に
「うん」
とだけ呟いて、俺に抱きつく様にシャツをぎゅーって握りしめてくる
「暑くないの？」
少しの時間だけど、汗ばんだ身体が自分の体温が高い事を知らせてくる
「・・・暑い、あずきのアイス食べたい」
「ふふ//しょうは？アイス？飲み物にする？」
足下でうろちょろ走り回ってるしょうを捕まえて←
開けた冷蔵庫のちょっとした台の上に二人を乗せる
冷蔵庫の中には、小分けに切られたアイス
「「涼しい〜///」」
「入ったら駄目だよ？」
冷気で涼しむ二人を置いて、エアコンのスイッチを入れ、温くなった水が入った升を持って、シンクの中に流す
蛇口からは温い水がしばらく出続け、冷たくなるまで待ってから入れて、再びテーブルの上に置いてたら冷蔵庫が悲鳴をあげた
「領君、うるさいの」
ピーピーと警告音を鳴らす冷蔵庫の上で耳を抑える二人を掌の上に乗せて、二人のアイスを取り出して閉める
「アイスで良かった？」
返事を聞かずとも分かる程に、キラキラの目を輝かせて少し高めのアイスをジッと見てるしょう
「これ、食べて良いの！？///」
しょうは何でも美味しそうに食べる
さとしの小豆のアイスでも喜んで食べるし、俺らが食べてるアイスを見ては「それ何！？」と言って、さとしと同じ胃袋がついているとは思えないぐらい沢山食べる
今、俺の手の中にあるアイスは普段あまり買わない高級アイス
前に食べたのを覚えてるんだろう
一回しか食べてない筈なのに(笑)
「良いよ。残った分は俺が食べるから」
二人をテーブルに下ろして、さとしのアイスと、カップの蓋を剥がして隣に置く
台所に引き返して、スプーンと小皿二つと、怪が作った小さなスプーンも二つ
ラップに包んである小豆を取り出して皿に乗せ、ハーゲンの方もひとすくいして皿の上に
何故か正座で待つ二人に、小さなスプーンを手渡す
「「ありがとう、いただきます。」」
未だ固いアイス
じっと待つ一人と、スプーンでざくざく頑張る一人
「今日は遅くなって御免、あんまり危ない事しちゃ駄目だよ」
連絡が取り合えない不便さに、二人専用の携帯でも買おうかと思案しながら伝えると
(ハイテクになっていく小人達)
「出来る気しかしなかったのに、不思議だね？」
「うん」
よく分からない自信と、それに対しての信頼度
プランプラン揺れてたけど、結局は自力で助かってたけど、先ずは低い所で練習して下さい(笑)
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じゅーくろー(プロフ) - ありがとうございます！幸せもらいました。来年もお暇な時に書いていただけたら嬉しいです。良いお年を！ (2019年12月31日 11時) (
レス) id: 26990fcaa5 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - じゅーくろーさん» 沢山のコメント有難うございます。なので、1ページだけだけど、追加してみました笑さて、今日中にサンタさんは届けられるのか？頑張れサンタさん！！ (2019年12月25日 10時) (レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
じゅーくろー(プロフ) - こんにちは。初めて読ませていただきました。泣けました。これからシリーズ読ませていただきます。かわいいピュアな小人のやまに癒やされました (2019年12月15日 13時) (レス) id: 26990fcaa5 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - masaoさん» 今晩わー。終わっちゃいました。とてつもなく寂しいです。でも和とまー君がきっと、最後まで支えていてくれる。そう信じて。じゃないと、のんびりさんと、うっかりさんコンビだから笑コメ有難うございました。 (2019年10月28日 22時) (レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
masao(プロフ) - かおるさん、こんばんは。私はこの小人さんのお話が大好きで、いつも更新があると楽しく拝読していました。嫉妬メラメラの今の宿主の２人に笑いました。小人の２人とその宿主の２人の素敵なお話、ありがとうございました。 (2019年10月28日 20時) (レス) id: 7a74d9ef4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおる | 作成日時：2019年2月3日 0時
