しょう君の力 ページ38
「さとし君は、その事知ってるの！？」
青ざめる しょうが、今にもあの子の元へ飛び出そうとするのを制止する
「しょう、あの子は知っておる。」
立ち上がろうとした身体から、力が抜けていく。
そんな孫に、ばあちゃんは微笑む
優しい子に育って良かったわい。
「・・・と言うより、その時に初めて自分の力に気付いたんじゃないかの？不思議そうに、自分の身体を見下ろしておったから・・・」
しかし、その後が問題じゃ・・・
「あの子は、笑った・・・。自分の命が削られた事に気付いた筈なのに、あの子は、笑ったんじゃ。
ちと、それが心配での・・・お前に、言っておきたかったんじゃ。」
真剣に耳を傾けて聞く しょう
「それに、あの子の力は人間を悪の心に変えてしまう・・・しょう、お前の力であの子を守る自身はあるか？」
しょうの力は、人の本質を色で見て取れる事
小さい頃から、話した事が無いのに、危ない奴には一切近寄らなかった。
なのに・・・あの子にだけは昔から、べったりひっついておった。
何でか？と聞くと、
「あのね///きれいな色をしているの///。」
嬉しそうに笑って話してくれた。
今でも変わらず、べったりじゃがの・・・
昔を思い出し、うっすら笑うばあちゃんに、真剣な顔の孫が、返事を返す
「絶対に守る！僕が、俺が守る！！」
ふむ、良い顔じゃ。
「・・・その言葉、忘れるなよ。」
「うん！！」
ばあちゃんの、笑い皺に深みが増す
「行っといで、気をつけてな。」
「うん！！」
孫が、ここに来た時とは違って、しっかりとした足取りで駆けていく。
・・・必ず、戻ってくるんじゃぞ。
・・・約束したのになー
しょう君の前には、夢中で絵を描き続ける さとし君の背中。
・・・淡い落ち着く色
小さい頃、色々な色を見た
綺麗な色もあったけど、きつい色、汚い色
怖くて何度も目を瞑った・・・
ばあちゃんの所に、逃げ隠れもした・・・
そんな時に、君を見つけた
涙が出た・・・
初めて触れた
優しい色・・・
いきなり泣き出した俺に、君はおろおろしてた
心配そうに、覗き込む顔
あれが、君との出会い
変わらない色を発する君の背中に
きゅっと抱きつく
「な〜に？///」
「・・・うん、ありがとう。」
治してくれたのに、お礼も言わずにいた
情けなくて、悲しくて、自分自身に悔しさが残るけど、それでも、
「ありがとう。」
「うん。・・・ふふ///」
少し昔を思い出した、しょう君でした。
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かおる(プロフ) - satoshiikoさん» 此方こそ、宜しくお願いします。頭の中で、悩み体操座りしているしょう君の周りを、一生懸命に走るさとし君を想像し、喜ぶ私。絶対かわいい///こんな私ですが、宜しくお願いします。 (2019年1月4日 11時) (
レス) id: b371758094 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - 新年、またここの可愛いコビトさん達に会えて嬉しいです。今年も宜しくお願いします。 (2019年1月4日 8時) (レス) id: 6dba7c15f5 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - マキコネコさん» マキコネコさん、お返事有難うございます。しかし、まさかの旬君推しですか？笑良いですよね〜♪あの身長差が堪らん笑ご期待に添えるよう頑張ります。 (2018年12月30日 13時) (レス) id: b371758094 (このIDを非表示/違反報告)
マキコネコ(プロフ) - かおるさん、わざわざ小人さんのサイズ修正していただき申し訳ないです。旬くんにはグイグイさとしくんに行って欲しいです。来年も楽しみにしています。 (2018年12月30日 12時) (レス) id: 1b7b4a7b70 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - マキコネコさん» マキコネコさん、今晩にゃ。ん〜深く考えてないので、辻褄合わない時ありますよね。特にしょうちゃんに見つかった場面。私の中では、一応リカちゃんの頭一個分小さい位です。リカちゃんでかすぎ、居たら怖い笑 (2018年12月24日 22時) (レス) id: b371758094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおる | 作成日時：2018年11月26日 0時
