ばあちゃんの心配事 ページ37
小人達は、少年期に突入すると同時にパートナーを決め、外の世界に飛び出す
そして、青年期になった頃に、もう一度郷に帰り、今一度パートナーを決め、又、里から出る
二人は、少年期に値する
初めての外で、わくわくするのは分かるが・・・
やれ、せわしないの〜。
前に座ったはいいが、体も目もそわそわしてる孫に不安しか感じないばあちゃん。
「・・・人間の事は、ちゃんと勉強したか？」
「うん！！」
自信満々に返事が返ってくる
「料理や裁縫、工具はちゃんと習得したのか？」
不器用な孫が、習得しているとは思えんが
案の定目を泳がせる孫に、
「・・・しょう？」
「工具の設計なら出来るよ！」
厳しくなるばあちゃんの目に、出発を延期されると思ったのか、しょうは慌てて被せる様に言ってくる
・・・だから、何なんじゃ？
「設計は大事じゃが、その先の物を作れんと話にならんぞ。」
「うっ・・・」
言葉に詰まる孫・・・
さて、もう一人のあの子は、器用な子だと聞いておるが・・・
「さとし一人にやらせる気か？パートナーの意味がないの〜。」
「・・・危ない事は僕がする！さとし君には、家で待ってて貰って、僕が、いっぱい借りてくる！」
いい事を思い付いたと言わんばかりに、途端に元気になる
・・・ふむ、あの子にとっても、その方が都合が良さそうじゃ・・・
「・・・しょう、あの子の、さとしの力は知っておるのか？」
「力？奇跡の事？・・・知らない、聞いてない。」
小人は、一人一つずつ、奇跡の力を持って産まれてくる。それは、些細な物から大きな物まで。
時には、危険な力を授かってしまう者も・・・
「さとしの力は、危険な物だ。」
しょうの目が、驚きに見開かれる。
「・・・周りに、害を与える訳ではない。逆に幸をもたらす。」
しょうの顔が、訝しげに変わる
それの、どこが危険なの？
そう、目で問いかけてくる
「・・・ばあちゃんが、腰を痛めた時があったじゃろ？」
「・・・うん。」
「あの時、皆が集まって心配してくれる中、あの子は・・・急に歌い出した。」
・・・うん///覚えてる
それは、今まで見た事ない程に、綺麗な、綺麗な色が鮮やかに周りを包んでた
「・・・それと同時に、腰の痛みなど無かったかの様に、治っておった。」
しょうの目が、又しても驚きに変わる
・・・誰にも、話しておらんからの
小人の世界も、必ずしも良いやつばかりでは無い
「しょう、あれは、あの歌は、あの子の命を削る力だ。」
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かおる(プロフ) - satoshiikoさん» 此方こそ、宜しくお願いします。頭の中で、悩み体操座りしているしょう君の周りを、一生懸命に走るさとし君を想像し、喜ぶ私。絶対かわいい///こんな私ですが、宜しくお願いします。 (2019年1月4日 11時) (
レス) id: b371758094 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - 新年、またここの可愛いコビトさん達に会えて嬉しいです。今年も宜しくお願いします。 (2019年1月4日 8時) (レス) id: 6dba7c15f5 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - マキコネコさん» マキコネコさん、お返事有難うございます。しかし、まさかの旬君推しですか？笑良いですよね〜♪あの身長差が堪らん笑ご期待に添えるよう頑張ります。 (2018年12月30日 13時) (レス) id: b371758094 (このIDを非表示/違反報告)
マキコネコ(プロフ) - かおるさん、わざわざ小人さんのサイズ修正していただき申し訳ないです。旬くんにはグイグイさとしくんに行って欲しいです。来年も楽しみにしています。 (2018年12月30日 12時) (レス) id: 1b7b4a7b70 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - マキコネコさん» マキコネコさん、今晩にゃ。ん〜深く考えてないので、辻褄合わない時ありますよね。特にしょうちゃんに見つかった場面。私の中では、一応リカちゃんの頭一個分小さい位です。リカちゃんでかすぎ、居たら怖い笑 (2018年12月24日 22時) (レス) id: b371758094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおる | 作成日時：2018年11月26日 0時
