二日目�� ページ47
《A》
その人は、16時頃にやってきた。
「あの人、誰？」
大ちゃんの背中をバシバシ叩いて、大ちゃんをケホケホさせていた。
「あー、麻酔科部長の岡田先生です。
大 野先生とは、ほぼ同期だって聞いた事がありま
す」
罪悪感で大ちゃんに近付けなくなった俺は、遠巻きにそれを見ていた。
岡田先生が封筒を大ちゃんに渡して、首を傾げた大ちゃんに、岡田先生が何かを話した。
大きな音を響かせて椅子から立ち上がった大ちゃんを、皆んなが注視したけど、それでも構わず大ちゃんは岡田に抱き付いた。
…しょうちゃん、大ちゃんが浮気してる…。
大ちゃんの口は、ありがとうと動いた。
茶封筒の中身は、しょうちゃんが青谷建設を調べていたものを集めたもので、
それを、岡田先生が預かっていたらしい。
「…何で岡田先生にしょうちゃんは預けてたの？」
時刻は17時
書類を真剣に読んでいた大ちゃんが、看護師さんに呼ばれて立った瞬間、ふらっと揺らいだのを見てしまった俺は、慌てて食堂へ連れて行った。
そういえば昼飯を食べに行っていない事に気付いた。
大ちゃんは、避けてた俺に気付いてた筈なのに、
「相 葉ちゃん、足速いね(笑)」
って、笑って許してくれた。
「岡田はあー見えて、法にも詳しいから」
あー見えて？
…確かに白衣は盛り上がっていた。
白衣の下の筋肉が怖い…。
「じゃあ、しょうちゃんはちゃんと青谷社長だって
分かってたって事になるよね」
「……うん。そうだね」
大ちゃんは手に持ったままだった茶封筒を、汚れないように、自分の隣の席の上に置いた。
…しょうちゃん、大ちゃんが茶封筒を恋人みたいな目で見てるよ…。
救急の車に乗っていた付き添いの人に突然手を出そうとした…。
それも、問題視されていたから…。
「…事務長の所に行くの…？」
「行くよ(笑)」
大ちゃんは、うどんを少しずつ胃に入れようとしてた
「…何度でも行く…」
青谷社長の所へも……？
それは、…怖くて聞けなかった…。
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かおる(プロフ) - こちらこそ、いつも読んで頂き感謝です。(^^)未だ抗って書いてはいるのですが、一進一退です。続きになるか、新しいものになるか未だ分かりませんが、その時は又読みにきて頂けるような作品を出したいと思っています。コメ有難う御座いました。 (2020年10月12日 13時) (
レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
masao(プロフ) - 完結おめでとうございます。いつも更新楽しみにしておりました。途中急展開で翔さんと智君がどうなるのかと思いましたが、最後は「ただいま」と「おかえり」で帰ってこれてほっとしました。そして猛烈なアピールが実を結んだことも(^^)素敵なお話ありがとうございました (2020年10月11日 21時) (レス) id: 06721272b7 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - じゅーくろーさん» いつもコメント有難う御座います(^^)書けたら良いなあとは思ってますが、今空っぽ状態(笑)ラスト苦戦し過ぎて疲れてしまったし(苦笑)努力はしてみます。頑張るJ！（ちょっとJO書いてみたい(笑)） (2020年10月7日 13時) (レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
じゅーくろー(プロフ) - 倒れちゃう前に翔くんが帰って来てくれて本当に良かったです。ワックス握り締めて辛い中、奮闘した智くんに泣けました。誤解が溶けて社長さんも良い方で良かったのですが今後どうなるのかやっぱり気になりすぎます。やっと素直に伸ばした手を離さないで欲しいです。 (2020年10月7日 0時) (レス) id: 26990fcaa5 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - butazch715413さん» すみません。もう暫くお付き合い下さい(笑)私も仕事中先を考えております。これだ！と思ったらトイレ行ってメモったり(笑)頑張ります！ (2020年10月1日 13時) (レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおる | 作成日時：2020年8月23日 2時
