マスター ページ10
「珍しいね友達？」
本屋の隣
空いたスペースが勿体なくて募集を掛けたら
頗る大層なイケメンがやって来て、随分とお洒落な喫茶店を建ててくれた
『しょうさんも充分イケメンだよ(笑)』
って、中身も良い奴だったから、偶に忙しい時間を避けて、昼御飯を食いにきてる
「うん、なる予定(笑)
何か食べたいのあった？」
二時過ぎ
ちょっと店を閉めて(自営業だからね)
そのイケメン喫茶店長、じゅんにも紹介しておこうと挨拶がてら食べに来たんだけど
さとし君はメニューに釘付け
写真じゃなくて、可愛らしいイラストだからな
分かりにくいのかな？
「前から気になってたんだけど、このメニューの絵は誰が描いたの？まさか・・」
カウンター内でオーダーを待ってたじゅんが、慌てて手を振る
「まさか！(笑)俺はもー全然駄目
ちゃんとプロに頼んだよ
あ、決まった？」
じゅんの言葉にさとし君の方を見ると
俺を見ながら、メニューを指差ししてた
それを二人で覗き込むと
「御免、それはいくら俺が天才シェフでも無理(笑)」
「可愛い花だね。気にいったの？」
多分空いたスペースに描いたであろう花の絵
『ここにもあるよ』と、さとし君の指が教えてくれる
「後で散歩でもしようか？
今の時期なら沢山の花が見つかるよ」
理解出来ているかは、分からない
けど、ふにゃんと笑うさとし君の頭を撫でてると
「・・・分かった！ちょっと待ってて
しょうさんは、何時もの日替わりランチで良いよね？」
何が分かったやら
じゅんの言葉に俺が頷くと、慌ただしくキッチンに引っ込んでしまった
「じゅんの料理は美味しいから、きっと何が出てきても大丈夫だよ」
いきなり機敏に動いたじゅんの姿を
目で追っていたさとし君
・・・そういえば
「未だ紹介してなかった(笑)」
暫くして
キョロキョロと店内を見てた
さとし君の前に置かれたのはオムライス
「絵は描けないけど、何故かこういう事は出来る」
ケチャップの赤に、デミグラスの茶色
ホワイトソースまでつかわれて
オムライスの上に花が描かれていた
「・・どうかな？」
そこで不安になるなよ(笑)
じゅんがさとし君を見て、さとし君が俺を見る
「綺麗だね」
そう笑うと、さとし君の顔にも花が綻ぶ
「気にいった？良かった」
じゅんに向けてふにゃんと笑うのは、別にいいんだけど・・・じゅん、俺の日替わりランチは？(笑)
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かおる(プロフ) - じゅーくろーさん» 此方こそ、いつも有り難う御座います。返信が遅くなり申し訳ありませんでした。新作、出したので、又お暇な時があれば、お越し下さい。本当に、いつも有り難う御座います。 (2020年8月9日 13時) (
レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
じゅーくろー(プロフ) - さとしくんが幸せになって良かった。大団円ですね。じゅんくんの存在が偉大すぎる！(笑)教育的指導出来るのは、彼しかいない。しょうとまーは、さとしの可愛さに溶けちゃってますもんね。ニノさんも幸せ掴んで欲しいな。ありがとうございました。 (2020年7月22日 0時) (レス) id: 26990fcaa5 (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - じゅーくろーさん» 関係は、難しいですね。でもかずは、暴力は決して振るいませんでした。幼き日に、力で捻じ伏せられた。それと同じ行為は決してするものかと。でも、守られなかった自分もいる訳で、色々な葛藤、後悔、それでも…。だから、彼はさとしと離れる事で進めた。そんな彼でした (2020年7月18日 13時) (レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
かおる(プロフ) - masaoさん» 有難う御座います(*´ω｀*)一人でも良かったけど、もう一人のしょう君に出張って貰いました。理解して連れ添ってくれる人がいる。なんで、彼はこれから心穏やかに過ごせられるかと。 (2020年7月18日 13時) (レス) id: 17862cad9e (このIDを非表示/違反報告)
じゅーくろー(プロフ) - かずとは、一体どんな関係だったのか気になります。番外編楽しみです。いつも更新ありがとうございます。 (2020年7月17日 23時) (レス) id: 26990fcaa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおる | 作成日時：2020年6月30日 1時
