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それから、何年もの時がたち、
時代は移り変わった。

「…A。」

一人の男が橋の上でそんな事を言った。
不思議なことにマフィアの男は生まれ変わり
六つ子の一人となっていた。

だが、魂と記憶は変わらぬまま
一人の女を待ち続けていた。

「…今、何処にいるんだろ。」

はあ…。とため息をつく。

『あの、すみません。』

一人の女が男に声をかけた。
男が振り向く。

『あなたが…、一松さんですか…?』

見知らぬ女だった。
そうですが…。と男は言った。

すると、女はぽろぽろと
涙を流しはじめた。

『いち、松さま…。』

瞬時に男はあることを悟った。

「A…!」

『一松…様!』

ぎゅっ、とAと呼ばれた女は
一松という男を抱き締めた。

Aは、死んだあとに
この世代へと生まれた。
そう、彼女は生まれ変わったのだ。

一松も涙を流しながら

「会いたかった…、
会いたかったよ。A…。」

Aを抱き締めた。

『私も、でございます…。』

二人が抱き締めあったあと、
一松はこう言った。

「…ねえ、Aの約束は守れたから、
俺からもしていいかな。」

『…何でしょうか?』

「俺と、付き合って。」

Aは顔を赤くしながらも、
ちゃんと返事をした。

『はい。喜んで。』

と。

たとえ報われない恋だとしても。(マカロン少女)→←↓



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天光 - ○マカロン少女●さん» ごめんなさい、試してみたのですが出来ないようです。仰る通り荒らし対策としても簡単に表には出せませんよね。ご迷惑をおかけしました。 (2017年10月7日 21時) (レス) id: 62ad9e0abb (このIDを非表示/違反報告)
○マカロン少女●(プロフ) - 天光さん» えっと、ここでは言いにくいので、http://uranai.nosv.org/passcheck.phpで復活をお願いします。 (2017年10月7日 19時) (レス) id: 4e03a74f79 (このIDを非表示/違反報告)
天光 - ○マカロン少女●さん» すみません、本当にごめんなさい。しばらく来れない間に、パスを忘れてしまいました…。大変、申し訳ないのですが教えて頂けないでしょうか。 (2017年10月7日 0時) (レス) id: 62ad9e0abb (このIDを非表示/違反報告)
○マカロン少女●(プロフ) - サクラさん» 有難うございます!頑張ります! (2017年10月2日 20時) (レス) id: 4e03a74f79 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます! (2017年10月2日 1時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天光×マカロン少女 x他1人 | 作成日時:2016年12月30日 13時

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