松の詰め合わせでございます【おそ松さん短編集】

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「ふうむ。あのマフィアは厄介だな。」

お父様が部下と
上の階で話しているのが聞こえた。
私は静かに耳を済ます。

「なんとか、A様から
引き離してしまいたいものですね。
あんなマフィアとつるんでいたら
この国の将来が心配になります。」

「そうだな。部下よ、何か良い案はないか。」

「遠い国に引っ越してしまうのは、
この国の者たちが混乱してしまいますね。」

「こう、マフィアを貶めるような…。
そんな案はないかね？」

「…そうだ！こんな案はどうでしょうか。
あのマフィアごと潰してしまうのです。
そうすれば、A様と
引き離す事が出来ます。」

『えっ…。』

思わず声が漏れてしまった。

「ほお、それは良いな。作戦はどうする？」

「マフィアをこの城に呼び出し、
そこで、誰かと二人にして殺ります。
どうでしょうか。」

「名案だな。それならば、この貴族の
名誉も疑われることなく静かに殺ることが
出来るな。あいつは私が討とう。
Aは、ずっと牢獄へ閉じ込めておけ。」

…大変。あの方が…。
一松様が危ない！

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