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深澤side
康二は三ヶ月間も眠っていたから体力が落ちてしまってちゃんとに歩く事も出来なくなっていた。
「もう…いやや…」
「康二…ゆっくりで良いんだよ」
リハビリセンターで歩く練習をしているとやっぱりなかなかうまくいかなくて泣きそうになる康二を抱き込んで背中を擦ってやる。
あ…
チラッと見えた人影。
リハビリ始めてから一週間。
毎日そいつは康二の様子を康二からは見えない位置から見ている。
康二は目を覚ました次の日からリハビリをすると言い１日一時間と決めてリハビリを始めた。
本当はもう少し落ち着いてからリハビリしてほしかったんだけど、やっぱり康二的にはその三ヶ月間の空白が嫌みたいで、更に遅れを取ると感じているみたい。
そんな事ないのにな…
まあ早く復帰出来れば皆嬉しいんだけどね。
「あっ！」
気づけば康二はもう自分で勝手に歩き出していて気付いた時には転けそうになっていた。
危ないっと駆け寄る。
康二が傾き地面に倒れそうになった時、俺じゃない誰かが康二を支えた。
「目黒…」
そう、ずっと陰ながら見ていた目黒だった。
「良かった…大丈夫？怪我無い？」
優しい声に康二が目黒を見た。
一瞬時が止まったようにお互いが見つめあった。
けど次の瞬間には目黒は突き飛ばされていた。
「っ…」
まあ突き飛ばすと言っても軽く押された程度だけど目黒には大ダメージ。
顔を歪めてごめんと謝ってスタスタとリハビリセンターから出ていった。
康二はとゆうと俯いていた。
「康二？大丈夫？」
肩を擦ると微かに震えているのがわかった。
「ぅ…ｸﾞｽｯ…めめ…」
泣いていた。
それで俺はわかってしまった。
康二はまだ目黒が好きなんだって。
でもきっとしんどいんだろうな…
でも俺にはどうしてやるのが正解なのかわかんない。
好きなのに拒否しちゃう康二の辛さも好きだから傍に居たい目黒も。
もう辛い思いして欲しくないって気持ちは俺も一緒なんだよ。
でも二人は絶対に幸せになれると思うんだけどな…
康二が落ち着いてきたら目黒の事も話できるといいな。
と言う事で今日のリハビリはもうおしまい。
泣いて顔真っ赤になってる康二をおんぶして病室まで戻った。
「ありがとうふっかさん」
「ん？良いんだよ俺がやりたくてやってるんだから」
そう言うとちょっと口が弧を描いた。
それを見たら嬉しくて思わずわしゃわしゃと頭を撫でた。
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kaori(プロフ) - らんかさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月20日 12時) (
レス) id: d1a8432fb7 (このIDを非表示/違反報告)
kaori(プロフ) - kosame?さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月20日 12時) (レス) id: d1a8432fb7 (このIDを非表示/違反報告)
らんか(プロフ) - 目覚めたけど心が壊れた康二を誰が支えて幸せになるのか楽しみで仕方ありません！更新楽しみにしています(^^) (2020年11月29日 12時) (レス) id: 5ad4a06cb8 (このIDを非表示/違反報告)
kosame?(プロフ) - 更新ありがとうございます！康二君が目を覚まして良かったです！やっとめめこじに戻れる！と思ったら康二君の心が。。(TT)まためめと笑いあえて恋人に戻れる日がきます様に。。更新楽しみに待ってます！ (2020年11月29日 11時) (レス) id: 023f14ddee (このIDを非表示/違反報告)
kosame?(プロフ) - 初めまして！いつも更新楽しみに読ませて頂いています！康二君目を覚ましてほしいです(TT)続きが気になります！更新楽しみに待ってます！ (2020年11月28日 10時) (レス) id: 023f14ddee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kaori | 作成日時：2020年10月23日 23時
