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気付けばめめの住んでるマンションまで車を走らせていた。
震える手で部屋番号を押しインターホンが鳴る。
ピンポンピンポーンと連打するも出てくる様子がない。
まさかこんな時に役立つとは、と返しそびれていた合鍵を出して開錠した。
部屋まできて再度ピンポーンと鳴らすも物音ひとつしない。
嫌な予感しかない。
冷や汗が背中を伝う。
ドンドンと叩きめめ！と叫ぶもやはり反応はない。
やはりこいつの出番かと鍵を開けドアを開けると見慣れた部屋に懐かしさが蘇った。
脱ぎ散らかした靴に変わらんな…と自然と微笑むと急いで靴を脱ぎ廊下を進むとリビングにめめがうつ伏せで倒れていた。
「めめ！」
急いで駆け寄り仰向けにすると顔を真っ赤にして息も荒く苦しそうなめめ。
まさかと思いおでこに手を当てるともの凄く熱かった。
「めめっめめっ」
軽く揺するとうっすらと目を開けた。
「めめっ大丈夫か？」
「こ…じ…」
「そうや、康二やで」
「こ…じ…ごめん…こ…じ…」
「もうええから」
そう言ってめめをソファーに寝かせた。
「よいしょっと…じゃあ俺冷えピタとか取ってくるから寝ててな」
そう言って立ち上がるとぎゅっと手を握られた。
「行くな…行かないで…」
「そんな、ただ冷えピタ取り行くだけやん」
そう誤魔化すように言うたけどほんまはあの楽屋の時みたいだ、なんて今度は離さないで欲しいなんて今にも離れそうな程力なく握られた手に逆に離れないように握り返しそうになった。
あかんあかん。
めめはもう俺の彼氏ちゃうんやから。
勘違いしたらあかん。
そう思考を振り消すとそっとめめの手を離し戸棚にある救急箱を手に取った。
「あれ、冷えピタないやん」
俺買って入れておいたのに…
「どないしよ…そうや」
タオルを濡らせばええんや。
と桶に氷水を張るとタオルを濡らして絞ってめめの汗で張り付いた前髪を上げるとおでこに乗せさっきついでに持ってきてた体温計を脇に挟む。
はあはあと辛そうに呼吸をするめめの頭を撫でるとピピピと音がして見てみると38.6℃の文字。
うわぁしんどいな…
「こ…じ…」
「ん？どうした？しんどい？」
「ううん…こーじ来てくれたから…楽になった」
「そっか、そら良かったわ」
なんて内心めっちゃ心臓バクバクやからな。
熱で頭やられてるんやろな。
やからそんな事言うんよ。
勘違いしたらあかん。
「こーじ…」
「ん？」
「好きだ」
「え？」
今…なんて？
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kaori(プロフ) - らんかさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月20日 12時) (
レス) id: d1a8432fb7 (このIDを非表示/違反報告)
kaori(プロフ) - kosame?さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年12月20日 12時) (レス) id: d1a8432fb7 (このIDを非表示/違反報告)
らんか(プロフ) - 目覚めたけど心が壊れた康二を誰が支えて幸せになるのか楽しみで仕方ありません！更新楽しみにしています(^^) (2020年11月29日 12時) (レス) id: 5ad4a06cb8 (このIDを非表示/違反報告)
kosame?(プロフ) - 更新ありがとうございます！康二君が目を覚まして良かったです！やっとめめこじに戻れる！と思ったら康二君の心が。。(TT)まためめと笑いあえて恋人に戻れる日がきます様に。。更新楽しみに待ってます！ (2020年11月29日 11時) (レス) id: 023f14ddee (このIDを非表示/違反報告)
kosame?(プロフ) - 初めまして！いつも更新楽しみに読ませて頂いています！康二君目を覚ましてほしいです(TT)続きが気になります！更新楽しみに待ってます！ (2020年11月28日 10時) (レス) id: 023f14ddee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kaori | 作成日時：2020年10月23日 23時
