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第弐幕ー第拾陸話ー ページ20

魔理沙「え?
だって…。
善良な鬼ならいいんじゃねぇ?
私がここに来たのは“悪鬼”を滅殺するためだから、“善良な鬼”なんだろ?
え、違うの?」

光里「だって…、私は自分から望んで鬼になって…。」

魔理沙「そうじゃなくて、人を食ったのかってこと。」

光里「確かに…、人を食ってはいませんが…。」

魔理沙「ならいいだろ。
なぁ、麦?」

麦「ソウネ…。
前例ハナイワ。
ダケド、ソコノ鬼ハ鬼舞辻ト接触シテイルコトガ分カッテル。
御館様ニ相談スレバイイト思ウワ。」

魔理沙「ほらな!」

光里「でも…だって…。」

魔理沙「っあーもーめんどくせー!!!
人の厚意は有り難く受け取っとけ!!!
わかったか?!!!
つーかそもそも鬼殺隊には吸血鬼がいるんだぞ?!!」

朱里「姉様…!
姉様、生きられるんだよ、死ななくていいんだよ!」

光里「朱里…。」

朱里「姉様は、違うの?
鬼舞辻様にずっと監視されたままでここで生きるの?
それとももう生きることを諦めるの?
託されたものを、多くの人に繋ごうとは思わないの?」

光里「私は…、」

朱里「私は姉様と一緒に生きたい。
姉様は、私と生きたくないの?」

光里「…、」

ったくもう、めんどくせーなぁ。

魔理沙「生きたいなら、生きればいい。
死にたいなら、死ねばいい。
生きたくないなら、死ねばいい。
死にたくないなら、生きればいい。

死ぬ時、死ねばいい。
…そういうことだろ。」

どっかの本に書いてあった言葉。

心にずっと留めておいた言葉。

この言葉は、こういうとき使うんだろう。

この言葉は、人を動かすものだから。

光里「…私を、鬼殺隊に連れて行ってください。」

魔理沙「それでこそ、ってとこだな!
今日は曇ってるし、今から出発するか?」

光里「はい。そうさせてください。」

魔理沙「じゃっ、案内するぜ!
ついてこい!

と、言っても朱里は人間だよな?
光里、おんぶしてやれよ。
精々ついてくるんだっ、な!」

そういえば、あの本紅魔館に置いてあったんだよなぁ…。

レミリア達、任務大丈夫なのか?

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うぉーりー(プロフ) - 廣岡唯さん» ありがとうございます!!すこしずつ、本当に少しずつですが、更新していきたいと思います!! (2022年12月18日 19時) (レス) @page36 id: 24b02f382f (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (2022年11月24日 13時) (レス) @page36 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うぉーりー | 作成日時:2020年9月2日 15時

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