僕らと彼の時々非現実【2】

とにかく可愛いじゅったくん ページ5

しばらくしたら疲れたのか、あぐらかいて座ってる俺の膝に乗って来て、

黄｢ふわぁ…｣

あくび1つしたら、できる限り丸まって寝息をたてはじめた

紫｢これじゃ、本物の猫やんけ｣

足の上に感じる、幸せな重さと温かさ

黄｢んっ…にぁ…｣

夢の中でも猫なのか、時折漏れる可愛い鳴き声
動画や写真におさめ、しばらく小さな形のいい頭を撫でながら起きるのを待った

黄｢んー！…ふぁ…｣

1時間くらいして起き上がった淳太

紫｢淳太ぁ、よぉ寝れたか？｣

目をこしこし擦りながら、こくんと頷く

黄｢はぁちゃっ、いいにおいね…あっかたい｣

コアラ抱っこで抱きついてきて、そのまま胸にウリウリ鼻を擦り付ける

紫｢そうか？淳太好きな匂いする？｣

そういうと、ふにゃっとした笑顔を覗かせながら

黄｢じゅった、はぁちゃのにおい、しゅちよ｣

やって！
はぁ、小悪魔やわ

紫｢俺も淳太の匂い好きやで｣

ギュッと抱きしめて、サラサラの髪にうりうりすれば

黄｢はぁちゃ！こちょば！あはははっ、はぁちゃ！｣

身を捩って逃れようとするから、抱き締めた手でも脇をコショコショ

黄｢ぎゃあーーー！はぁちゃ！めっ！あはははっ、じゅったこちょばいよ！あははっ｣

もう後ろにひっくり返る勢いで腕の中で大暴れ

紫｢えー、濱ちゃんなんもしてへーん｣

黄｢はぁちゃっ！じゅったおちっこでりゅー｣

この一言に大慌てでトイレに連れていき猫ちゃん脱いでおしっこをさせる

黄｢ふぅ、じゅったおといれでちた！｣

自慢げに教えてくれた淳太は、よいちょってまた猫ちゃんになる

可愛い猫との休日も悪くないなって、その様子もカメラにおさめた

fin

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