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瞳は語る ページ16
あれからすぐ修は仕事や、って帰っていった。
バタバタと仕事をこなし、いつもの様にAと並んで帰る。
『なぁ忠義？』
大「ん〜？」
『今日来た柏木さんの息子さんって前からの知り合い？』
敏感なAは、よく人の変化に気付く。
大「いや、ちゃうよ。何で？」
『何かさ、忠義が息子さん見つめる目は怯えてるようにみえたし、息子さんが忠義を見つめる目は切なそうで苦しそうにみえたから。』
大「・・・」
俺は何も言えなかった。
本当の事を話す勇気は俺にはまだなかったから。
『忠義がさっ、言いたくないならいいねん。いつまででも待つから。
ただ、１人で悩まんといてなぁ。』
そう言ってくれる君の優しさが苦しい。
お願い神様。
俺に秘密を隠し続ける強さをください。
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作者名：かおり | 作成日時：2015年9月29日 22時
