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変わった心 ページ15
「元気そうでよかった
ホンマは忠義っていうんやね。」
恐る恐る話すあいつは、別人かと思うくらい穏やかやった。
「あん時はホンマに悪かった。
謝って許される事じゃないのもわかってる。
でも、ずっと心がズキズキしてて、いつか謝りたいと思ってた。」
あぁ、この人も苦しんでたんか。
自分でつけた傷やから同情はしやんけど、同じ間苦しんでた事に少し救われた気がした。
大「・・・もぉその話はやめてください。
正直あの頃の事は思い出すのも嫌なんです。」
「そう・・・よなっ。でも最後にもう一回謝らせて欲しい。あの時はどうしてもただしが欲しくてあんな事してしまった。君を傷付けて取り返しのつかんことしてしまったと思ってる。本当に申し訳なかった。」
深々と頭をさげる修に、心が少し軽くなる。
大「もおええよ。お互い忘れようや。」
俺にはそれが精一杯の許しの言葉やった。
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作者名：かおり | 作成日時：2015年9月29日 22時
