森の奥のお家

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照｢流星、また昼寝してたん？｣

流｢んっ…神ちゃん、これええ匂いせんくなった…｣

まだ眠そうな流星くん
神ちゃんにグッと手に持っている物を差し出しました

淳｢あっ！それ…｣

濱｢えっ？淳太知ってるん？何か流星が拾ったらしいんやけど、めっちゃふかふかでいい匂いやねんて｣

流星くんの手に握られていたのは、紛れもなくあのブランケットでした

淳｢あっ、それ、前に飛ばされて。青い綺麗な狼さんが使ってたから諦めたんやけど｣

淳太くんがそういうと、眠そうな目でこちらを見ていた流星くんが、ズンズンと淳太くんの方へ歩いてきます

流｢ｸﾝｸﾝ…｣

淳｢えっ！何！？｣

いきなり淳太くんの首筋に鼻を埋め匂いを嗅ぎ出しました

照｢ちょ！流星！淳太くんびっくりしてるから｣

望｢流星！いい加減起きろ！｣

そんな言葉も意に返さず、ゆっくりと顔を上げた流星くんは、淳太くんをじーっと見つめ

流｢…だれ？｣

重｢いや、今更かい！｣

マイペース過ぎる流星くんの行動に、淳太くんは着いて行けません
ただ、自分に近づいた流星くんから香る匂いを淳太くんは嗅いだことがありました

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