そばにいて ページ30
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「でも和には…冴か…『…正確にはまだ結婚はしてない。』
『…あの時は、別れようってメール送った時ね。
とにかくAを傷つけないように…ってね』
「傷ついた。」
『…ごめん。
でも俺なりに、まだ何も出来ねぇガキが
どうしたら、Aを傷つけずに…
別れられるかな、って…考えた。」
「…かず…。」
『そして出した答えは、俺が嫌われればいい。』
「…少し嫌いになった。笑」
『うん。笑
だから再会した、こないだも…ちょっと冷たくした。』
「本当に私の事、嫌いになったんだって思った。」
『…でもAが…その香水付けてたから。
あぁ、まだ同じ気持ちだったんだって確信した。』
ソファーから和が降りて来て
優しく私を抱きしめた
「…同じ気持ち？」
『…じゃなかったら、わざわざ会いに来ませんよ。
連絡こないとか、訳わからん事理由にしてまで…ねぇ？』
「…っ…。」
そう言いながら
和は愛しいものを見つめるように
目を細めて
私をじっとみる
『日本帰ってきてから、ずっと苦しくて
なんか胸の奥の方に
引っかかってる気がしてたのよ』
和が目の前にあったビールの缶を
ギュッと握って
残りを飲み干した
『…屋上にいるときだけ、そのつっかえが無くて
ちゃんと息出来てる気がしてた」
「…学校の屋上？」
「うん。
でもAといても、息出来てる。』
「…かずっ。」
「俺が息出来るように、そばにいて？」
ずっと離れていたなんて
嘘みたいに
和の手が、腕が
抱きしめられたこの場所が
しっくりくる
はぁ、ってため息ついただけで
涙が零れ落ちた
『…Aさん？まさか泣いてる？？』
「ううん、…。」
『嬉し涙？』
うんうん、って頷く
『そりゃ良かった。
もう泣かせたくねーからさ』
頭まで包み込むように
抱きしめて
背中をポンポンとしてくれる
はぁー。って深い息を吐く
和を身体中で感じていた
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めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - って、伝わるとよいな… (2019年5月25日 4時) (
レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - 終わりなのですか？！二人には幸せになってほしいのに…。すごい面白いお話だと思います。重いかもしれないけど、恋愛なんて全て上手くいくわけないんだから、このくらいのお話がいい！ってか、運命の二人を離れたままなのは、辛いです (2019年5月25日 4時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - 面白いですよ！何回もコメしちゃって申し訳ないですが、面白いですよ。どうなっていくのかなって思いますけども。やっと和が出てきて、和も想いをのこしてて、お互い好きだけど色々あって、どうなるの？って。切なくなりますねぇ。 (2016年1月10日 23時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
yu-woody(プロフ) - 一昔前の月９みたいで、ワクワクします！早く次が読みたいです。年末年始は嵐さんばかりでファンとしては嬉しいですが、HDD容量に悩まされますよね。坊ちゃん以外は何とかリアタイで見て、すぐに編集して頑張ってます。これからも影ながら応援してます。 (2016年1月3日 23時) (レス) id: 06129cf5c5 (このIDを非表示/違反報告)
K3104*(プロフ) - ジュンさん» お久しぶりです(^^)ジュンさんのように言っていただけると、頑張って書かなきゃー！という気持ちになります＼(^o^)／本当にありがとうございます☆年始からまた更新再開しますので、読んでやってくださいませ> <！ (2015年12月31日 9時) (レス) id: 1884f81016 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K3104* | 作成日時：2015年11月26日 3時
