五十四話 ページ7
オ「うん…ごめんね、
いい年したおっさんが
甘えちゃって」
「ヒーローですよ
オールマイトは…
私はとても嬉しかったです
こんなことしたら
嫌がるかと思ってましたから」
オ「えぇ！？
人の好意を無下には
しないよ！」
「そうですか…」
良かった
考えすぎか…
オ「…うーん」
「どうしました？」
オ「いや、なんでもないよ」
そういってオールマイトは
私から離れ
頭を撫でる
オ「そろそろ期末テストだね」
「ですね」
オ「ちゃんと勉強してる？
こういう知識も大事だぜ？」
「勿論ですよ
寮生活なので
わからないところは
すぐに聞けますし
何より、勉強楽しいです」
学校に入り
衣食住に困らなくなったので
暇する時間が多くなった
…ご飯とかも学食だし
それ以上に
小中学校通ってない分の
知識を追いつかなければ
ならない為
勉強に関しては
滅茶苦茶頑張っていた
もう顔なじみの先生がいる程に
オ「それはよかった
期待してるよ」
期待されてる…！
「はいっ！」
本当に今日は
いいことが多いなぁ！！
我慢できず、
頬を緩ませる
オ「…」
「…？」
オ「…もう少し…
自覚してくれると
嬉しいんだけどね…」
「はい？」
顔を合わせてくれない
私を見ないようにしている
…あれ？
やっぱり違和感を感じる
何かが、変わってる
「あの、オールマイト？」
オ「この際だから言うけど
君の笑顔って
すごく可愛いからね？
目が合わせられないくらい」
心なしか
オールマイトの顔が
赤い気がする
いや、夕方の光のおかげで
そう見えているだけかもしれない
「えっ」
オ「これ以上は言わないよ
…ただ気を付けてね
意外に狼が近くに
潜んでいるからさ」
「はぁ」
何故いきなり狼が出てくるのだろうか
どちらにせよ、個性を使えば
関係ないのだが
オ「今でも…舌なめずりして
待ってるかもね」
「！」
オ「HAHAHA！驚かせちゃったね！
悪かった、早くお帰り」
「はい、お疲れ様です」
扉を閉め、帰路に向かう
待っているかもって
言われたとき
彼の目が…優しい目が
一瞬熱を帯びた気がした
何かを期待するような目
その目を見て
私は動けなかった
心臓がうるさくて
頭の中がぐちゃぐちゃする
本当に最近おかしい
今はまだ大丈夫だけど
もう少ししたら
リカバリーガールの所
マジで行こうかな
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スプラン(プロフ) - 蒼いイルカさん» コメントありがとうございます！返信遅れて申し訳ありません（汗）私自身文才力がないので不安でしたが、そう言っていただけてとても嬉しいです！これからも少しずつですが、更新させていただきますね！ (2017年10月8日 23時) (
レス) id: deb731a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼いイルカ - はじめまして！蒼いイルカと申します！小説読ませていただきました！！オールマイトが好きで、こういう二人の関係がすごくいいなと思いました！主人公とオールマイトの会話もとても好きです！続き楽しみにしています！ (2017年10月3日 20時) (レス) id: e72557d35c (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 朱里さん» コメントありがとうございます！感情移入してくださるとは…！嬉しい限りです！毎日更新できず、申し訳ありません（汗）今日から三日間は時間があるので、できる限り続きを書かせていただきますね！ (2017年9月16日 19時) (レス) id: deb731a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 主人公がオールマイトへの嫉妬をぶつけているシーンで涙が出ました。続き、楽しみにしています！ (2017年9月16日 17時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2017年9月7日 1時
