八十三話 ページ36
ここはどこだろう
頭元がとても暖かい
そして懐かしい…
まて、懐かしい？
何故真っ暗なんだ？
「ここは…」
？「やっと起きたかね？」
「！」
嫌というほど聞きなれた声
距離を開けようとするが
頭を押さえられてしまう
？「まぁまぁ、久々の再会だ
のんびり話そうじゃないか」
「放せっ…！」
？「これは反抗期かな？
全く、成長したね」
「オール・フォー・ワン…！」
ワ「小さいころから
可愛がってあげたのに
そうやって恩を仇で
返すと習ったのかい？」
「人殺しを教えることが？
それとも、
私を人形にするため？」
ワ「人聞きの悪いことを
言わないでくれよ
君はそんなんじゃない
『次世代のオール・フォー・ワン』だよ」
「でもあなたは弔を！」
ワ「あれはいい駒だ…
オールマイトに
報いる為のね」
「何を…」
ワ「あの子は
ワン・フォー・オール
先代継承者 志村奈々の孫
だからね」
「！そんなっ」
ワ「それとは別に
君は僕の弟の血が
わずかながらに流れている」
「……？」
ワ「君を見つけたときは
すごく嬉しかった
真っ先にほしいって
思ったよ」
「まさか、私の両親を殺したのは…」
ワ「僕じゃないよ
誰かとまでは言わないけど
それに、殺人とは
まだ決まってないしね…
あぁ、君の顔が見たいよ
今の私では、見ることができない
とても寂しいよ」
「のんきなことを…」
ワ「あぁでも
君の温度を感じれるから
いいのかもしれないね」
「貴方にとって私も
駒だったんでしょ？」
ワ「いいや、娘のように
可愛がっているよ
この前手に入れた個性は
戻してしまったのかい？」
「なに、ほしかったの？」
ワ「こんな身になってしまって
からというもの
ストックがなくなってきてね…
調達してほしいんだけど
君がそんな感じだから
何とも言えないな」
「調達係…人の個性を物扱い…」
ワ「君だってそうだったじゃないか
私を君は同じだよ」
「違う！！」
ワ「違わないさ
今までやってきたことを
忘れたわけじゃないだろ？」
「くっ」
ワ「ともかく
君が戻ってきてくれてよかった
これからも弔の事を頼んだよ」
「絶対に無理」
ワ「…強情だな
誰に似たんだい？」
「あんた」
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スプラン(プロフ) - 蒼いイルカさん» コメントありがとうございます！返信遅れて申し訳ありません（汗）私自身文才力がないので不安でしたが、そう言っていただけてとても嬉しいです！これからも少しずつですが、更新させていただきますね！ (2017年10月8日 23時) (
レス) id: deb731a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼いイルカ - はじめまして！蒼いイルカと申します！小説読ませていただきました！！オールマイトが好きで、こういう二人の関係がすごくいいなと思いました！主人公とオールマイトの会話もとても好きです！続き楽しみにしています！ (2017年10月3日 20時) (レス) id: e72557d35c (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 朱里さん» コメントありがとうございます！感情移入してくださるとは…！嬉しい限りです！毎日更新できず、申し訳ありません（汗）今日から三日間は時間があるので、できる限り続きを書かせていただきますね！ (2017年9月16日 19時) (レス) id: deb731a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 主人公がオールマイトへの嫉妬をぶつけているシーンで涙が出ました。続き、楽しみにしています！ (2017年9月16日 17時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2017年9月7日 1時
