七十六話 ページ29
相「なるほど…
確かにオールマイトさんが
適任だったわけだ」
いつも抑えている殺気を
前面に出し、相手をひるませる
確実に、殺す
消えるかのようなスピードで
先生まで詰め寄る
相「！！？」
捕縛する布を私にまこうとするが
上手くよける
捕まったら…終わりだ
『敵』の死角に入り、
虚をつく
そして頭をつかみ
思い切り地面に伏せようとするが
体をねじり、こぶしが飛んでくるので避ける
「あぁ、嫌だ」
戦いたくない
殺したくない
でも殺さないと
やらないとやられる
だから
首をつかみ
地面に抑え込み
手に力を入れる
『敵』はもがこうとするが
びくともしない
そこで私ははっとする
これは敵じゃない
先生だ！！
「しまった！」
急いで力を抜き
『先生』を起こす
「大丈夫ですか先生！？」
相「ごほっごほ！」
ヒューヒュー言ってる…
私は先生の背中をさすり、
罪悪感で押しつぶされそうになる
相「本当に…手前で止まったな…」
「ごめんなさい…」
相「いやいい、俺がそう言ったから
…でも本気じゃないんだろ？」
「なぜそう思ったのですか？」
相「今回、個性を一度も
使わなかったじゃないか」
「それは相沢先生だからです
あと環境とか…ですかね？」
個性を消されてしまうのなら
最初から使わなければいい
そしてUSJの時の嫌でも覚えている
脳無との戦闘…
圧倒的体術の前に
先生は勝てなかった
そこを突ければ、
私の勝ちだった
ただ、筋力が先生より
強いことが前提の話だが
それで今回たまたま勝てただけだ
相「状況判断と
臨機応変の速さ
そして、圧倒的集中力…
大物になれる素質があるな」
「ありがとうございます」
相「だが、もう少し
自分をコントロールすることだ
このままだと、関係のない人まで
巻き込む可能性があるからな」
「はい！」
それからというもの、
先生もほかの人を見ないといけないわけで
私は一人その場に残ることにした
相「本当に大丈夫か？」
「むしろこの方がいいんです
多分、あそこでやると
皆を巻き込んでしまう可能性があります」
相「そうか…
何かあったらすぐに
戻ってくるようにな」
「わかりました」
そう言うなり先生は戻る
…さて
「どうしようかなぁ」
『あの力』を使うのは
人がいないとできないし…
磁力の範囲を限界まで使ってみるか
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スプラン(プロフ) - 蒼いイルカさん» コメントありがとうございます！返信遅れて申し訳ありません（汗）私自身文才力がないので不安でしたが、そう言っていただけてとても嬉しいです！これからも少しずつですが、更新させていただきますね！ (2017年10月8日 23時) (
レス) id: deb731a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼いイルカ - はじめまして！蒼いイルカと申します！小説読ませていただきました！！オールマイトが好きで、こういう二人の関係がすごくいいなと思いました！主人公とオールマイトの会話もとても好きです！続き楽しみにしています！ (2017年10月3日 20時) (レス) id: e72557d35c (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 朱里さん» コメントありがとうございます！感情移入してくださるとは…！嬉しい限りです！毎日更新できず、申し訳ありません（汗）今日から三日間は時間があるので、できる限り続きを書かせていただきますね！ (2017年9月16日 19時) (レス) id: deb731a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 主人公がオールマイトへの嫉妬をぶつけているシーンで涙が出ました。続き、楽しみにしています！ (2017年9月16日 17時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2017年9月7日 1時
