七十五話 ページ28
翌日 合宿二日目
午前５時30分
皆眠そうだな
私は全然大丈夫なのだが…
まぁ、いつも寝れないだけだが
相「おはよう諸君
本日から本格的に
強化合宿を始める
今合宿の目的は全員の強化及び
それによる仮免の取得」
ヒーローの仮免か…
相「具体的になりつつある敵意に
立ち向かうための準備だ
心して臨むように」
相「という訳で…そうだな
爆豪、これを投げてみろ」
…何故、私ではないのだろうか
主席は私なのに
視線に気づいたのか、
相沢先生が顔をしかめる
相「いつも言ってるだろ
お前は特殊なんだよ」
「はぁ」
爆「くたばれ！！」
…くたばれ…
結果として、そんなに変わっていない
なるほど、確かにこの三か月間で
成長はしているが、
個性自体は成長していない
…苦しくなるだろうなぁ…
でも私は？
この三か月で何を得た？
仲間？友達？それとも何？
相「…お前の限界を知りたい
少し離れて
俺と実践しよう」
「わかりました」
意外な申し出だ
悪くはないが、
また暴走しないように…！
そうか、これだ
自分を御せるようになろう
皆の場所から少し離れ、
先生と対峙する
相「よし、ここならいいだろう
早速始めるぞ」
「よろしくお願いｓ＿！！？」
相「敵にそういうこと言うのか？」
「っ…
さすがですね」
ゴーグルを当て、
本気でかかってくるようだ
あの試験のように
ハンデはない
「ふっ！」
場所が場所だから
余り個性には頼れないな
体術で応戦する
しかしプロヒーローだ
一筋縄でいかない
捕縛武器で腕を取られる
個性を発動しようとしたが
やはり消されてしまった
相「どうした
あの時みたいにできないのか」
「動きが違うと？」
相「『全く違う』な
威力もスピードも」
「…」
相「俺を殺す気で向かって来い
大丈夫だ、お前ならできる」
「！」
先生は分かっていたのだ
私が私自身に恐れていることを
「…下手したら
本当に殺すかもしれないですよ？
それでも信じられます？」
相「信じるさ」
「…ありがとうございます」
あぁ…相沢先生さすがです
こんなにも私の事を思ってくださるのなら
それに応えるしかないじゃないか
「…急所は外します」
考える
相沢先生の個性
そして、武器
森という環境
どうしたら
的確に確実に殺せるか
神経を研ぎ澄まして
相沢先生を見つめる
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スプラン(プロフ) - 蒼いイルカさん» コメントありがとうございます！返信遅れて申し訳ありません（汗）私自身文才力がないので不安でしたが、そう言っていただけてとても嬉しいです！これからも少しずつですが、更新させていただきますね！ (2017年10月8日 23時) (
レス) id: deb731a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼いイルカ - はじめまして！蒼いイルカと申します！小説読ませていただきました！！オールマイトが好きで、こういう二人の関係がすごくいいなと思いました！主人公とオールマイトの会話もとても好きです！続き楽しみにしています！ (2017年10月3日 20時) (レス) id: e72557d35c (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 朱里さん» コメントありがとうございます！感情移入してくださるとは…！嬉しい限りです！毎日更新できず、申し訳ありません（汗）今日から三日間は時間があるので、できる限り続きを書かせていただきますね！ (2017年9月16日 19時) (レス) id: deb731a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 主人公がオールマイトへの嫉妬をぶつけているシーンで涙が出ました。続き、楽しみにしています！ (2017年9月16日 17時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2017年9月7日 1時
