六十八話 ページ21
死「結局そこにたどり着くのに…
何を悶々と考えていたんだろう…」
「あんたがごちゃごちゃ考えてるからよ」
死「君って本当に頭がいいよね
さすがだよ…ねぇ
今からでも遅くない…
僕と一緒に来てくれないか？」
「お断りするわ」
死「ねぇ、気づいてないの？
この状況でどうするつもり？」
「んっ」
壁際まで追い込まれ
抱きしめられる
それは優しく
壊れ物を扱うように
「弔…？」
死「単純なことだろ
俺は男で…
Aは女だ
筋力だっていくら鍛えても
男の筋力にはかなわないよ」
「だから…何？」
死「そういう所は疎いよね…
この際だから言うけど…
俺はAのことが
好きなんだ」
「好きね…それはどうも」
死「意味わかってないでしょ」
「わからないよ」
死「Aを『一人の女』として
見てるんだ…わからないなら
証明してあげるよ」
「！んむっ！！」
その瞬間視界が暗くなり
口にかさついた何かが当たる
私は驚いて
離れようとするが
腰を抱かれ
逃げられない
「いやっ！」
死「ひどいなぁ
わからないっていうから
教えてあげてるのにさ」
確かに弔の事は好きだったが
何かが違う
すごく違和感があるし
寒気がした
ふとオールマイトが
頭の中でよぎった
彼の名前を呼びたくなるのを抑え
必死に抵抗する
さすがに私も
怒りそうになった時
緑「神園さん！！」
「！緑谷君！」
死「あぁ、もう来ちゃったか
またねA…
返事、まってるよ」
そう言って、彼は消えていった
緑「神園さん大丈夫！！？」
涙で前が見えない
さっきの恐怖を
打ち消したくて
無意識に
緑谷君に抱き着いた
緑「神園さん！？」
「ごめん…ちょっとだけ…」
オールマイト…
貴方に会いたい
貴方が、恋しい
緑「もう…大丈夫だからね」
麗「Aちゃん！」
緑谷君から離れ
今度は麗日さんを
抱きしめる形になる
麗「ごめんね！
もっと早く見つけられたら…」
「ううん、大丈夫
心配してくれてありがとう」
麗「Aちゃん…」
そのあと、警察が来て
私は事情聴取をすることになった
親はいないので
迎えには来ないけど…
オールマイトが来てくださった
オ「A少女…！」
「オールマイトっ！」
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スプラン(プロフ) - 蒼いイルカさん» コメントありがとうございます！返信遅れて申し訳ありません（汗）私自身文才力がないので不安でしたが、そう言っていただけてとても嬉しいです！これからも少しずつですが、更新させていただきますね！ (2017年10月8日 23時) (
レス) id: deb731a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼いイルカ - はじめまして！蒼いイルカと申します！小説読ませていただきました！！オールマイトが好きで、こういう二人の関係がすごくいいなと思いました！主人公とオールマイトの会話もとても好きです！続き楽しみにしています！ (2017年10月3日 20時) (レス) id: e72557d35c (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 朱里さん» コメントありがとうございます！感情移入してくださるとは…！嬉しい限りです！毎日更新できず、申し訳ありません（汗）今日から三日間は時間があるので、できる限り続きを書かせていただきますね！ (2017年9月16日 19時) (レス) id: deb731a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 主人公がオールマイトへの嫉妬をぶつけているシーンで涙が出ました。続き、楽しみにしています！ (2017年9月16日 17時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2017年9月7日 1時
