六十話 ページ13
声がした
私を呼ぶ声
聞き覚えがあるが
その時は分からなかった
ただ、その声は
とても好きだった気がする
なぜか目から何かが流れる
この声は何だったっけ？
それよりも、
目の前の敵を倒さなければ
大切な物が二度と
帰ってこない気がする
そう思い込んでしまった私は
ただ本能に委ねた
…しかし敵に捕まり
もがこうとした
オ「もう、大丈夫
私が…いる」
この言葉を聞いて
心臓が跳ねる
絶体絶命の時
その人が言ってくださった
その言葉
『もう大丈夫、私が来た』って
気が付けば
周りは災害が起きたような
惨状になっている
そして、オールマイトから
謝罪の言葉
何故、謝ることがあるのか
私にはわからなかった
ただ、やっぱり
試験でこれをするのはダメだった
受からなくても
何もしない方が良かった
「申し訳ありません」
オ「君は悪くない！
…これは私たち教師の責任だ」
声を…荒げている
それほどにやばかったのか
ほぼ無意識に体が動いていたので
記憶が曖昧である
昔に比べて
やっぱりなまってるかもしれない…
まぁ、それほど
平和に暮らしている証拠だろう
いいような気もするし
悪い気もする
とにかく、心配してくださってる
所で申し訳ないが…今のうちに
オールマイトに手錠掛けよう
…って思ったんだけど
これじゃあ掛けれないではないか
あぁ、試験でなければ
こんなにハラハラしなくていいのに
オ「…すまない」
「オールマイトは悪くないです
…今、試験してますよね？
私は…失格ですか？」
オ「いや、君は合格だよ
怖かっただろう
本当に…ごめん」
「…貴方でなければ
私はこのまま
暴走していたと思います
貴方だから
私を止めることができたんです」
実際にオールマイトの
あの優しい呼びかけがなければ
確実に…
「私は貴方に感謝しています
だから、謝らないでください」
オ「A少女…
優しいな…」
緊張が解けたのか
オールマイトは
トゥルーフォームに戻る
…ん？！
「あの！監視カメラで
見られちゃいますよ！？
大丈夫なんですか！？！」
オ「監視カメラは
…君が壊したんだよ」
「…あぁ、良かった…」
でも複雑だ…
オ「そろそろ違和感を感じた
先生方が着くころだ
さ、私の手に
手錠をかけて」
「そんな！
ずるいことはしません！」
大変なことを
しでかしてしまったのだから
きちんと言わなければ
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スプラン(プロフ) - 蒼いイルカさん» コメントありがとうございます！返信遅れて申し訳ありません（汗）私自身文才力がないので不安でしたが、そう言っていただけてとても嬉しいです！これからも少しずつですが、更新させていただきますね！ (2017年10月8日 23時) (
レス) id: deb731a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼いイルカ - はじめまして！蒼いイルカと申します！小説読ませていただきました！！オールマイトが好きで、こういう二人の関係がすごくいいなと思いました！主人公とオールマイトの会話もとても好きです！続き楽しみにしています！ (2017年10月3日 20時) (レス) id: e72557d35c (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 朱里さん» コメントありがとうございます！感情移入してくださるとは…！嬉しい限りです！毎日更新できず、申し訳ありません（汗）今日から三日間は時間があるので、できる限り続きを書かせていただきますね！ (2017年9月16日 19時) (レス) id: deb731a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 主人公がオールマイトへの嫉妬をぶつけているシーンで涙が出ました。続き、楽しみにしています！ (2017年9月16日 17時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2017年9月7日 1時
