三十八話 ページ40
なんで、やさしくするの
他の人と一緒なんでしょ
って、頭の中でごちゃごちゃして
わけのわからない感情が渦巻く
とにかく、落ち着いて言おう
「離して、ください」
オ「正直に答えるのなら
離してあげよう
…よいしょ」
そういって私を持ち上げ
ソファーに座る
…膝の上？
向き合う形で？？
「！！！？？」
離れようともがくが
びくともしない
もちろん横腹には
気を遣う
これほど筋力の差を
恨んだことなどなかっただろう
オ「今日は荒れてたね…
確かに、今回は
緑谷君の方に
気を取られてる時間が多かった」
「…それは、後継者だから
当然だと思います」
オ「でも、ちゃんと君の事
見てたんだよ」
「…」
他の子も見てるんでしょ
オ「君の臨機応変さや
観察力洞察力、
とても素晴らしかった」
「ほめたらいいって
思ってるんですか？」
オ「とんでもない！
思ってることを言ってるだけだ」
「そうやって言って
他の人にだって
同じことを言うんでしょ…？」
オ「…ん？」
「貴方は優しいから
私を甘やかしてくれる…
そして私以外にも
同じようなこと言って
優しくして」
オ「A少女…？」
オールマイトの声が
腹が立つ…悔しくて
せき止めていた感情が
一気にあふれ出す
ガラスのコップがひび割れて
中の水があふれだすかのように
つぼみになった花が
一気に咲き誇るかのように
「私は！！羨ましかった！！
貴方にひと目置かれている
緑谷君が！！
力を勝ち取ったあの子が！！
認められ、育つあの子が！！！
それに比べて！
私は！求めてもいない力を埋め込まれ
今でも苦しくて…！！
貴方にとって私は
そこにいるファンと一緒みたいで…！！」
胸が、苦しい
涙がとまらない
「もう…嫌になって…
やけになって…
私は、緑谷君と
真逆の存在で…」
オ「力を…埋め込む？」
あっ
オ「真逆の存在？」
言ってしまった
逃げなきゃ
もがこうとすると
さっきの力以上に
強く、抱きしめられる
そして耳元で言われる
オ「ごめん、今回は
最後まで話をしよう
…逃がさないから」
「優しい声で…私を
閉じ込めないでくださいよ」
オ「ごめんね」
「謝るくらいなら
離してください」
オ「…ごめん」
「…そんな、
悲しそうな声
出さないでください」
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にゃん - 相澤が相沢になってますよ！(*^-^)ちなみに五話です！ (2018年8月29日 22時) (
レス) id: 81fa45cb82 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ(プロフ) - 15ページですよー (2018年4月13日 2時) (レス) id: e587d4ad36 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 子ねこさん» 御返事遅くなりました汗教えていただきありがとうございます！おこがましいとは思いますが、何話目だったかなど教えていただけたら助かります(;´Д`)ﾄﾞｷﾄﾞｷ (2017年12月22日 3時) (レス) id: 91f833e93d (このIDを非表示/違反報告)
子ねこ(プロフ) - まだ直ってないですよーｗｗｗｗ (2017年9月18日 22時) (レス) id: c1c8e0d2e6 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - ご指摘ありがとうございます(>_<;)迅速に対応させていただきます！ (2017年9月1日 19時) (レス) id: 91f833e93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2017年8月27日 0時
