二十五話 ページ27
オールマイトsaide〜
何なんだ！！
さっきからなんて
可愛らしい表情なんだよ
ちくしょう！
ポンポンと
なだめるように
彼女の背中をたたいてあげる
「ヒック…」
オ「落ち着いたかい？」
「もう少し…」
ぎゅっと背中に手を回され
しがみつかれる
その力は弱弱しく
あまり力が入ってないようだ
この小さな体で
一体どれほどのものを
抱えてきたのだろうか
私はその負担を
少しでも肩代わりして
やれているのだろうか
…笑顔見せちゃったんだなぁ
少し残念…って
また考えてるし！
いいことじゃないか！
A少女だって
いつかは家庭をもって…
しかも私が彼女の特別ではないし
ましてやおじさんだよ？
彼女の保護者のようなものだ
はっ、これが父性というものかな
チクリと胸を刺す
私の何かが否定しているみたいに
「…ト」
何かの後遺症かなと思ったのだが
心臓に病気を持ったことも
やられたこともない
「…マイト」
このチクチクはなんなんだ…？
「オールマイト！
苦しいです！！
ギブギブ！！
調子乗ってごめんなさいぃ！！」
オ「え！？
あぁぁあ！ごめんね！！
大丈夫！！？」
「げほっげほっ」
いつの間にか
気づかぬうちに
力を込めてしまった
しかもマッスルフォームで
「はははっ…
オールマイトに…
殺されるなら…
本望です…」
オ「それ私が助けた意味
なくなっちゃうから！
やめて！！」
「まぁおかげで涙は止まりましたよ！
可愛いって言ってもらえるだけで
もう、嬉しくて」
本当にこの子は正直になると
滅茶苦茶可愛い
いつかは、この感情を
他の誰かにぶつけるのだろう
オ「…そんなに喜んでもらえるとは
思ってなかった」
「そりゃ嬉しいですよ！
憧れの人にそんなこと言われたら！」
そう、彼女は
私を光のような存在として
慕ってくれている
それが、かわいらしくもあり
憎たらしい…あれ？
オ「もー、
そんなに持ち上げなくていいよ
十分お部屋見れたし
昨日の今日で疲れてるだろう？
お邪魔したね」
「いえ、こちらこそ！
こんなに話すの久々な気がするし…
楽しかったです、はい」
あっ、っと
声がする
「連絡、いつでもとれるように
交換しませんか？
実は、これがしたくて
この機械買ったんです」
まだ扱い方わかんないんですけどね
って言って、照れながら笑う
本当にいじらしい
オ「そうだね、交換しよっか！」
そうして、私は帰路についたのだった
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にゃん - 相澤が相沢になってますよ！(*^-^)ちなみに五話です！ (2018年8月29日 22時) (
レス) id: 81fa45cb82 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ(プロフ) - 15ページですよー (2018年4月13日 2時) (レス) id: e587d4ad36 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 子ねこさん» 御返事遅くなりました汗教えていただきありがとうございます！おこがましいとは思いますが、何話目だったかなど教えていただけたら助かります(;´Д`)ﾄﾞｷﾄﾞｷ (2017年12月22日 3時) (レス) id: 91f833e93d (このIDを非表示/違反報告)
子ねこ(プロフ) - まだ直ってないですよーｗｗｗｗ (2017年9月18日 22時) (レス) id: c1c8e0d2e6 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - ご指摘ありがとうございます(>_<;)迅速に対応させていただきます！ (2017年9月1日 19時) (レス) id: 91f833e93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2017年8月27日 0時
