十四話 ページ16
相「…そもそも
そのトラウマをなくせば
いい話なんだがな」
「…何も言えません…」
相「そういう所
あの人に似てるよな」
「…ははっ…
そうですかね…？」
相「じゃあとりあえず
リカバリーガールの所行ってろ
良くなったら授業に出ること」
「はい、ありがとうございます」
さっきより体が震えている
頭では大丈夫だって
分かってるんだけど
体が反応してしまっている
早くコントロールできるように
ならないとだなぁ…
リ「おや？昨日の…って
どうしたんだい！？
そんなに真っ青に
冷や汗かいちゃって！」
「すみません…
少し休ませてください」
リ「体調管理は大切だよ！
ゆっくりしていきなさい…
ふむ、私ができることはなさそうだね
何かあったのかい？」
私は横になり、
リカバリーガールの方へと目線を配る
「昨日から体がこわばって
アドレナリンが出すぎちゃって…」
あはは
リ「笑い事じゃないよ！」
ぴしゃり
「はいぃ！」
普段怒らなそうだから
こういう時が本当に怖い
リ「貴方がね今までつらい思いを
してきたって先生方は
みんな知ってるよ！
トラウマもあるかもしれないがね、
そんなにここの人たちが
信じられないかい？」
「そ、そんなことは…」
リ「否定しても、体は正直者だね
さっきより震えがひどい
息も上がってる」
「はひっ」
リカバリーガールが近づいてくる
そして、小さな手で
私の頭を撫でてくれた
リ「もっと、周りを頼っていいんだよ
…嫌なことがあったら
ちゃんと言うんだよ
怖くなったら、それこそ
オールマイトや、信用できる友に
相談するんだよ」
「…はい」
リ「うん、さっきより心拍数も
落ち着いてきたね
すぐにとはいかないと思うけど
ゆっくり休みな」
「…ありがとう、ございます」
リ「声を押し殺さなくていいんだよ
泣けるときに、しっかり泣きな」
「うっ」
オールマイト以外に
こんなに嬉しかったことなどあっただろうか
『私のため』に
こんなに叱ってくれたのは
いただろうか
ただ嬉しくて、
申し訳なくて
感情がごちゃごちゃして
意識が飛んでいく
＿＿＿
アラームが鳴る
はっと目が覚め
がばっと起きる
リ「相沢先生から聞いたよ
基礎学、学びたいんだろう？」
「今時間は…」
リ「昼休みだよ
ご飯食べられそうかい？」
「何とか
食べられそうです」
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にゃん - 相澤が相沢になってますよ！(*^-^)ちなみに五話です！ (2018年8月29日 22時) (
レス) id: 81fa45cb82 (このIDを非表示/違反報告)
コノハ(プロフ) - 15ページですよー (2018年4月13日 2時) (レス) id: e587d4ad36 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 子ねこさん» 御返事遅くなりました汗教えていただきありがとうございます！おこがましいとは思いますが、何話目だったかなど教えていただけたら助かります(;´Д`)ﾄﾞｷﾄﾞｷ (2017年12月22日 3時) (レス) id: 91f833e93d (このIDを非表示/違反報告)
子ねこ(プロフ) - まだ直ってないですよーｗｗｗｗ (2017年9月18日 22時) (レス) id: c1c8e0d2e6 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - ご指摘ありがとうございます(>_<;)迅速に対応させていただきます！ (2017年9月1日 19時) (レス) id: 91f833e93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2017年8月27日 0時
