7話 ページ8
「…そうね、そろそろ私たちも本当の姿を見せてあげよう…と思ったけど、まずは手合わせをしない？『アインズ』さん。貴方とならきっと楽しめる。」
そう言うなり、守護者たちの目付きが鋭くなる。それをアインズと名乗る彼が止めた。
「良いだろう。さあ、どこからでもかかってくるがいい」
「んじゃあ、よろしくおねがいしますっと！」
まずは先制攻撃で刀を抜き、アンデットの身体にどれくらいのダメージが入るかを確認する。ふむふむ、なるほど。
「貴方、マジックキャスターなのに剣とか使うのね。私と同じなのかな…いや、違うね。剣技のスキルが一切ないのを見た感じ、なめられてるのかな」
「主様！」
「オウガは待機よ。私一人で楽しみたいの」
「…はっ、ご無理なきよう」
「ありがとうね」
「やはり他の人間どもと違う。君が纏う空気、そしてその余裕は強者のみが持つものだ」
「アインズさんもだいぶ余力を持ってるみたいだけど？」
私は軽く笑ってそう答えると、彼もまた笑い返した。
「君が何者かは知らないが、君が探している人を聞いてもいいだろうか」
「…もしかしたらっていう一縷の望みだけどね。私の兄『たっち・みー』を探しているの」
「！？まさか君は…！！」
「もうわかったでしょ？『モモンガさん』」
私は目線でオウガにそばに来るよう指示を出す。そして、変化を解いた。
「さぁて、ちゃんとした自己紹介をしてあげるよ。私はA。この世界がまだユグドラシルだった時…兄と同じく、ワールドチャンピオンとして君臨していた者。魔法と剣技を極めし者…『白銀の神狐』と呼ばれていた人」
「そして…たっち・みーさんの妹…」
「モモンガさんの事はよく知ってるから、出会えてうれしいよ」
よく兄が私にモモンガさんの話をしてくれていたおかげで多少の親近感は沸いているのは幸いだった。向こうも心なしか嬉しそうだ…と思っていたら、ぎゅっと抱きしめられた。
「ん！？モモンガさん！！？」
「ほんとに、やっとプレイヤーに出会えた…」
「あー…」
なるほど、確かにここを一人で君臨し続けるのはなかなか厳しいものもあっただろう。
「良かったら、私たちを仲間に入れてほしいんだ。現状がゲームの時とは違うし、拠点があった方が私たちとしても動きやすい。勿論、私の力も惜しみなく貸してあげる…どうかな？」
「断る理由がない！今夜は晩餐会だ！！」
私を抱き上げるモモンガさんはとってもいい笑顔だった。
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雫 - 更新頑張ってください(^∇^) (2020年2月18日 5時) (
レス) id: f53115cc0c (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - genyaiさん» コメントありがとうございます！遅れてすみません（汗）語弊しかない小説を褒めていただけるとは…！！感謝感謝です！これからもよろしくお願いします！ (2019年12月6日 22時) (レス) id: d11eb7c59d (このIDを非表示/違反報告)
genyai - 語彙力があまりにも無さすぎる自分からしてスプランさんは凄いです。これからも無理せず人生を歩んでくださいね！そして小説づくり頑張って下さい！ (2019年11月26日 17時) (レス) id: 8be73a4747 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 皐月 歩さん» コメントありがとうございます！少しずつですが、頑張って更新しますのでよろしくお願いします！ (2019年11月5日 22時) (レス) id: d11eb7c59d (このIDを非表示/違反報告)
皐月 歩(プロフ) - オーバーロードの夢小説で現在も更新中のものを探していたのであって嬉しいです！ストーリーもまだ少ないですが、私はかなり好きです！更新、無理せず頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: a5856dc1fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2019年10月25日 22時
