3話 ページ4
「そもそもワープ持ってるから歩かなくてもいいんだよねぇ」
ただ土地勘が分からないままワープするのはある意味危険を伴うので控えていただけである。
そしてこの方角に2、3時間となると…
「このあたりか」
私はゲートを開き、中へ入る。うん当たりだ。オウガも私に続いてこちらへ到着する。
「さすがです。主様」
「いちいち褒めなくたっていいわよ。恥ずかしい…さて、ワーカーになるためにできることをしましょ」
「かしこまりました」
変化で最初から私たちの装いは冒険者っぽくなっているので普通に仕事を探せばいい。
「おいあれ見ろよ…アダマンタイト級冒険者のモモンだぞ…!」
「ほ、ほんとだ!すげぇ…」
ふと、呟かれた言葉が私の耳に入る。モモン?どこかで聞いたことがあるような名前な気がする。
「…きのせい、よね?」
「主様、見つけました。この中で取引しているみたいです」
「お、了解。すぐ行くよ」
____
色んなクエストがあるんだな…っていうか、冒険者よりもワーカーの方が多いのは気のせいではないだろう。ここは治安が悪いのか?
「もし、腕に自信があるのならこれとかどうかい?」
受付のような人からある紙を手渡された。
「…これは」
「どうかなさいましたか?」
「『リ・スティーゼ王国内にある遺跡…墳墓の調査』ねぇ…」
「もしかすると…」
「うん、もしかするかも。これ、私たちも参加します。良いですか?」
「何があっても自己責任だから好きにしな、こっちで参加すること伝えとくから」
「ありがとうございます」
ただ、この依頼は明らかに他の依頼とは違う。まず前報酬が多い事。普通、最初に払うものは小額で、達成したらちゃんと払うって流れなんだけど…これは裏があると思われる。例えば…国がそそのかした…とか。
「まー、私の思い込みだったらいいな!」
____
そして夕方。
かなりの人数が集まっていた。彼らはみんな顔見知りみたいで、その…疎外感がパない。てかなんだ、汝とか。中二病こじらせたのかな。
「…皆さん初めまして。今回はよろしくお願いします」
リーダー格の人たちは私を見て驚愕していた。何かついていただろうか。
「随分若く見えるけど…君本当に戦えるのか?初陣だろ?」
「これは遊びじゃないから、帰るなら今の内だぞ」
金短髪の男の人と、兜をかぶったおっさんに声かけられたっていうか、見た目で判断しすぎでしょ。
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雫 - 更新頑張ってください(^∇^) (2020年2月18日 5時) (レス) id: f53115cc0c (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - genyaiさん» コメントありがとうございます!遅れてすみません(汗)語弊しかない小説を褒めていただけるとは…!!感謝感謝です!これからもよろしくお願いします! (2019年12月6日 22時) (レス) id: d11eb7c59d (このIDを非表示/違反報告)
genyai - 語彙力があまりにも無さすぎる自分からしてスプランさんは凄いです。これからも無理せず人生を歩んでくださいね!そして小説づくり頑張って下さい! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 8be73a4747 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 皐月 歩さん» コメントありがとうございます!少しずつですが、頑張って更新しますのでよろしくお願いします! (2019年11月5日 22時) (レス) id: d11eb7c59d (このIDを非表示/違反報告)
皐月 歩(プロフ) - オーバーロードの夢小説で現在も更新中のものを探していたのであって嬉しいです!ストーリーもまだ少ないですが、私はかなり好きです!更新、無理せず頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年11月4日 15時) (レス) id: a5856dc1fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スプラン | 作成日時:2019年10月25日 22時