32話 ページ37
「俺以外と付き合うのか？」
「げっ煉獄さんいつの間に…」
「俺以外と付き合う気があったのか？」
うぐっ、目が怖い！！
「いや、えっとあの…」
『A、電話を替わりなさい』
「えぇ！？」
『大丈夫、少し話をするだけだ』
…私はおずおずと煉獄さんにスマホを渡した。
「むっ？」
「父さんだ。煉獄さんと話がしたいんだって」
「わかった」
彼はスマホを受け取り話し始めた。
＿＿＿
『君がAの彼氏さんだね？』
「はい、煉獄杏寿郎と申します」
『煉獄君、君はAの事をどう思っているか、聞かせてくれないか？」
「Aさんはとても優しい人です。それだけでなく芯があって、かっこいいと思う時すらあります」
すると携帯越しに笑い声が聞こえた。
『君はAの中身を見てくれているんだね。それを聞けて安心したよ。Aは一度心開いた相手にはかなり懐くタイプだから、もう少し押してみるといい。…君なら、娘を任せられると信じているよ』
「もったいなきお言葉、感謝します」
『それじゃあ、娘に変わってくれるかい？これからの事について言っておきたいことがあるんだ」
＿＿＿
「A、今後の事について話したいらしいぞ」
「…はい」
全く、人前でそういう事すんなり言わないでほしい…
「もしもし？父さん、煉獄さんに変な事吹き込んでいないよね？」
『娘をよろしくと頼んでおいたZO★』
「ちょっと！？」
『彼の口調、雰囲気を聞くあたり、よくAの事を見ているんだろう。そうじゃなきゃ大切な娘を頼んだりしないさ』
確かに父は上の立場なだけあって人の良しあしは話すうちに大体わかると言っていた。という事はだ。
『彼の写真送っといてなー！母さんも見たがってたぞ！』
「あぁもう…」
私の意見は無視ですか…
『で、次の夜会は二週間後。夜の7時からだ。煉獄君にも来るように伝えておいてくれ、じゃ！』
「え！？うそでしょ！」
ブツリ、ツー、ツー…
「えぇ…」
独り唖然とする中で煉獄さんはニコニコと笑っていた。
「Aの両親にもご了承頂けたから、それで正式に恋人だな！」
「は、ははは…」
勿論嬉しいよ。うん。私が煉獄さんの事好きなのは事実だし。でもさ、でもさ。
「外堀から埋めてくのはやめてぇぇえ！！」
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スプラン(プロフ) - 紫陽花さん» コメントありがとうございます！すみません、剣道に関してはど素人で適当につけた設定でした…！詳しく調べて、改めて書き直します！ご指摘ありがとうございます！ (2020年2月19日 22時) (
レス) id: d11eb7c59d (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - すみません、大変面白く読ませてもらっているのですが、一つ気になることが…。9話で主人公さんが「剣道6段」を所持しているとのことですが、まず、剣道6段の昇段試験を受けるには、年齢制限で最低28歳になってないといけません。少し現実的ではないかと… (2019年9月16日 20時) (レス) id: cb5753e0d8 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - ラムさん» 40票目ありがとうございます(｀・∀・´)パソコンの部屋にエアコンがなくて手詰まり状態です…もう少しお待ちください(´･ω･｀) (2019年7月29日 0時) (レス) id: 07c7378595 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 40票目の星は頂いたぜ!!ほんとにこの作品にはドキドキさせてもらってます!! 更新頑張ってください!!!!!!! (2019年7月26日 13時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 星ポッチが30になってました！アリガトウゴザイマス！ (2019年7月12日 23時) (レス) id: d11eb7c59d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2019年6月24日 23時
