31話 ページ36
「それは初耳だ！！」
「あはは、響くって…」
そいう言いながら私はみそ汁と飲む。うん、体に染みる。美味しいと感じるのはその栄養を体が欲しているからだ。
「…うん、だいぶ良くなった気がする」
素面に戻るのはそう少し時間かかりそうだけど、さっきよりは楽だ。洗い物は煉獄さんが申し出てくれたのでお願いする。
そう言えば同じくらい飲んでたけど、煉獄さんは全く雰囲気が変わらなかった。彼はお酒が強いのだろうか。…いや、私も強いんだが、飲むペースを間違えただけだ。そう言うことにしておこう。
「はぁ…久しぶりにこんなにのんびりしたなぁ…」
私は水を飲んでソファーに横になった。
「うー…」
「大丈夫か？」
「うん、悪いね、かっこ悪いとこ見せちゃって」
「無防備な君を見れるのは光栄だと思っている」
「…あ、本当だ」
今の今まで気が付かなかった。さも当り前のように彼の前では無防備になっていた。なんでだろうか。
「きっと煉獄さんだから、安心しているんだ」
私はふにゃりと笑って煉獄さんに笑いかけた。
「それは嬉しいことを言ってくれるな！！」
「本当だよ」
そうして煉獄さんに話の続きをしようとすると、スマホが鳴った。父さんからである。
「はい、もしもし？」
『A？どうした、元気ないぞ？」
「うん、ちょっと悪酔いしちゃって…薬とかも飲んでるから安心して」
『珍しいな…Aがそんな飲み方するなんて…あ、さては失恋したか？」
「っ父さん！！」
私が声を荒げると、煉獄さんはビクッと驚いていた。
『はははっ…冗談だよ。お母さんから聞いてる。どうだい、その人とは幸せになれそうかい？』
父さんは全くいろいろとお見通しみたいだ。さすがである。
「…私にはもったいないくらいの人だ」
『はっはっは、本当に俺に似たなぁ。正直に言えないひねくれ者め！』
「で、要件は何？」
そう言うなり、父はゴホンと咳払いする。
『実はお前と真剣にお付き合いを考えたいというやつがいてな。どうしても次の夜会でお前と話がしたいらしい。断わったんだが、何度も電話がかかってきてな…仕方なく』
「…んで、どうすればいいの」
『君の想い人と一緒に参加してくれたらきっとわかってくれるだろうから。しっかりいちゃついてきなさい』
「えー…って、まって！？私まだ彼と正式に付き合って」
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スプラン(プロフ) - 紫陽花さん» コメントありがとうございます！すみません、剣道に関してはど素人で適当につけた設定でした…！詳しく調べて、改めて書き直します！ご指摘ありがとうございます！ (2020年2月19日 22時) (
レス) id: d11eb7c59d (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - すみません、大変面白く読ませてもらっているのですが、一つ気になることが…。9話で主人公さんが「剣道6段」を所持しているとのことですが、まず、剣道6段の昇段試験を受けるには、年齢制限で最低28歳になってないといけません。少し現実的ではないかと… (2019年9月16日 20時) (レス) id: cb5753e0d8 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - ラムさん» 40票目ありがとうございます(｀・∀・´)パソコンの部屋にエアコンがなくて手詰まり状態です…もう少しお待ちください(´･ω･｀) (2019年7月29日 0時) (レス) id: 07c7378595 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 40票目の星は頂いたぜ!!ほんとにこの作品にはドキドキさせてもらってます!! 更新頑張ってください!!!!!!! (2019年7月26日 13時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 星ポッチが30になってました！アリガトウゴザイマス！ (2019年7月12日 23時) (レス) id: d11eb7c59d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2019年6月24日 23時
