14話 ページ16
「…要するに、もっと自分に正直になれという事？」
「好きじゃないの？彼」
うーん、いつも母さんには心の底から勝てる気がしないよ。
「…好きだよ。でも、この関係を崩したくない。だから私からは言わない」
「そう。貴方がその感情に気づける日が来て母は嬉しいです。その気持ちを大切にしなさい」
「はい、母さん」
「あら、そろそろ寝る時間ですね。体には気を付けなさい」
「うん、ありがとう。母さん」
ピッと通話を切る。きっと母さんは私の将来を案じてさっきの事を言ったんだろう。結局二人とも過保護なんだから。そんなところも嫌いじゃないけど。
昼ご飯を軽く食べてから、スーパーに出かける。今日の晩御飯はちょっと贅沢にしてみよう。何にしようかな…
お肉コーナーに着けば丁度安くなったな牛ミンチが何パックか置いてあった。…そうだ、今日はハンバーグにしよう。普通のじゃなくて、野菜ハンバーグ。なら、人参、玉ねぎも必要だ。あとは副菜にちくわとキャベツのマヨネーズあえを作って…
牛のひき肉にてを伸ばせば、他の人も狙っていたみたいでその人と引っ張り合いになってしまった。
「あ、ごめんなさい…って」
「む？」
煉獄さんだ。昨日考えていたことがフラッシュバックしてちょっと固まったが、何とか声を発した。
「珍しいね。煉獄さん、料理しないんじゃなかったのか？」
「おぉ月詠！俺もちょっと練習しなければと思ってだな…」
…うーん、提案してもいいのかな？迷惑じゃないかな…。ええい！ままよ！
「今日、うちで野菜ハンバーグを作ろうと思っているんだ。よかったら一緒に食べる？」
「良いのか！？」
煉獄さんは嬉しそうにずいっと顔を近づけてくる。今の私には彼を真正面に受け止めるなんて無理です。
「ち、近い！離れて…」
流石にこれは赤面が隠せない。すると煉獄さんは私の持っていたカゴをひょいと持ち上げる。
「俺が持とう！必要な材料を選んでくれないか？」
いちいち行動がイケメンなんだよ馬鹿。
「助かるよ。なら飲み物も買おう。好きなのを選んでくれ」
それから食後のデザートも買い物カゴに入れる。さすがにデザートまで作れないしね。
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スプラン(プロフ) - 紫陽花さん» コメントありがとうございます！すみません、剣道に関してはど素人で適当につけた設定でした…！詳しく調べて、改めて書き直します！ご指摘ありがとうございます！ (2020年2月19日 22時) (
レス) id: d11eb7c59d (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - すみません、大変面白く読ませてもらっているのですが、一つ気になることが…。9話で主人公さんが「剣道6段」を所持しているとのことですが、まず、剣道6段の昇段試験を受けるには、年齢制限で最低28歳になってないといけません。少し現実的ではないかと… (2019年9月16日 20時) (レス) id: cb5753e0d8 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - ラムさん» 40票目ありがとうございます(｀・∀・´)パソコンの部屋にエアコンがなくて手詰まり状態です…もう少しお待ちください(´･ω･｀) (2019年7月29日 0時) (レス) id: 07c7378595 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 40票目の星は頂いたぜ!!ほんとにこの作品にはドキドキさせてもらってます!! 更新頑張ってください!!!!!!! (2019年7月26日 13時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)
スプラン(プロフ) - 星ポッチが30になってました！アリガトウゴザイマス！ (2019年7月12日 23時) (レス) id: d11eb7c59d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スプラン | 作成日時：2019年6月24日 23時
