【イナイレ無印】咲き誇る、紅い華と蒼い華。 (ページ7)

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--咲き誇る3-- ページ7

用意してもらった朝食をまずは一口食べた。とっても美味しかった。一体誰が作ったのだろうか…やっぱり吉良瞳子？その可能性はあるかも。まぁ帰ってきたら聞けばいいか。いや、不思議に思われるかもしれない現に今不思議に思われている。

まぁいい、この朝食を食べよう。因みに私達、お日さま園組が食べているのは鮭、味噌汁、麦ご飯の和食。私は洋食の方が好きなんだけどね。だけどこれは文句なし。

朝食を食べていると吉良瞳子とミキという少女がリビングにやって来た。青い髪に赤のピンをして赤いマフラーをまいているこの少女。私の親友のミキも赤のピンと赤いマフラーをしていた。

(まさか…)

と、思いながらも朝食を食べる。

瞳子「ミキを連れて来たわ」

「「「おはよ～！」」」

吉良瞳子がそう言うとみんな''おはよう''とミキに向かって挨拶をする。私もボソッと。ミキはみんなに''おはよう''っと返した。

ヒロト「ねぇエル、やっぱり具合悪いのかい？」

声が小さかったため心配したのか今度はヒロトが声をかけてきた。別に具合悪いわけじゃない。混乱してるだけ。

(…本当に何が起こったというの)

私は学校へ向かおうとした。だけど視界が歪んで倒れて気づいたらここへいた。本当に何？

まさか＿＿＿＿＿

''トリップ''

その四文字が頭の中に浮かんだ。

いやでもそんなまさか。でも''奇跡''はある。本当にトリップしたとしか思えない。…あっそうだヒロトに返さないと。

「……別に悪くな--」

ミキ「ちょっとこっちに来て！」

言い終わる前にミキに遮られ手を引っ張られる。持っていた箸が落ち、イスが倒れた。そして私はミキに何処かへ連れて行かれた。