【イナイレ無印】咲き誇る、紅い華と蒼い華。 (ページ5)

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--咲き誇る1-- ページ5

「エルｯ！おい、エルｯ！」

「ｯ？！」

誰かに名前を呼ばれてハッっと目を覚ます。そして私は目を見開く。………だって私、赤間エルはリビングのような所にいてあの超次元サッカー、イナズマイレブンお日さま園組の奴らがいるのだから。

今さっき私の名前を呼んだのはバーンこと南雲晴矢だと声からしてそう思う。でも何故私はここにいてイナズマイレブンのキャラがここにいる？ひょっとしてコスプレ？いやでも似すぎているし声も似ていた。…どういうこと？

南雲「おい、なにボーッとしてんだぁ？朝飯冷めちまうぞ」

朝飯？南雲にそう言われ、右手を見ると私は箸を握っておりテーブルに私用の朝食があった。それに制服も着ておらず丈が短い着物ゴスロリを着ていた。首には元からつけていた十字架ネックレス。左手で髪を触ってみるとこれまた元からつけていたコウモリのヘアピン。

(…ｯ？！……なにこれ)

髪を人束掴んで見ると赤になっていた。待って追いつけない。一体何が起こったと言うの。

涼野「エル？どうしたのだ、具合でも悪いのか」

次に私に向かって喋ったのはガゼルこと涼野風介。全体を見渡すと不思議そうに私を見ているお日さま園組。

「…ねぇ、私の目…何色なのよ」

恐る恐る聞いてみる。全員は顔を見合わせて一斉に

「「「赤」」」

と、言った。赤、確か私は朝に赤のカラコンを入れた。カラコンが入っているのかもとカラコンを外そうとしたが

「いたっ」

外れない。ほっ本当の赤？一旦右手に持っている箸を置いて座っているイスから立ち上がりまた全体を見渡す。

(…本当に、なによこれ)

混乱していると吉良瞳子が私の近くに来て右手で私のデコを触った。

瞳子「…熱はないみたいね。今日、雷門中へ転校手続き一緒に行ける？」

「転校…手続き…？」

デコから右手を離し吉良瞳子は眉を下げ心配そうに見る。

瞳子「明日から雷門中へ行くのに今日転校手続きするって言ったじゃない」

(ちょっともう話についていけないわ)

瞳子「そういえばミキ、起きて来ないかしら」

吉良瞳子の''ミキ''という言葉に反応した。ミキ…？私の親友の神月ミキ…？まさか、ね。私の勘違いかしら。

瞳子「ちょっと起こしてくるわね」

そう言って吉良瞳子はリビングを去りミキという少女？少年？の所へ行った。私は座って朝食をとることに。……頑張って食べよう、折角用意してくれたのだから。