チビじゃない、はず (ページ10)

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九話ページ10

｢此処ってさー、女の子誰一人居ないんだよねA以外。｣

『別に良いぞ。我は何故皆と一緒に行動してはいけないのかが解らん。』

本気で解らなかった、何故同じ部屋で寝てはいけないのだろうか、何故風呂に入ると云うだけなのにこんなに悩む必要があるのだ。

｢お、女の子がさ、一人男だらけの部屋に行ったらどうなると思う？危険だよ！き、け、ん｣

額を押さえながら大きくはぁ、と溜め息をつく主。

『何故だ？既に一つ屋根の下で暮らしているではないか。』

｢あー、取り敢えず風呂は短刀と。部屋は三条でいっか、部屋が空いたら一人部屋な。｣

『了解した』

｢大丈夫なのか？主。｣

うんうん、と鯰尾も骨喰に同意をする。

｢まー、兄弟だし大丈夫だろ。｣

じゃ、そう言うことでそう言って主はそそくさと机に向かう。私達は顔を見合せ、三人共納得行かない顔をしながら審神者部屋を後にした。