Precious Lover … ２８６ ページ46
「ただくん、あのさぁココなんだけど…」
聞きたいことがあって探してたんだけど、どこに行ったのか分からなくて…キョロキョロしてたら地下から上がってきた
「地下倉庫？なんか捜し物？あったの？」
「ん、無かったわ、…まあ…見つけにくいもんだからしゃーないな…」
「ふーん…」
苦笑いのただくん…、なんだかいつもと違ってて顔を見てたら、気まずそうにフイっと目を逸らされた
「ただくん…？」
そんな風にされてことが無くて、思わず聞き返そうとした時、図面を持った永瀬くんに呼び止められ、ただくんはそのまま外回りに出てしまった
「北山チーフ、ここ見てもらってもいいですか？」
「あ、うん…、いいよ」
「ここの動線、どう繋げたら使いやすいですか？」
「…そうだな、…うん、これでもいいと思うけど、この壁を６０cm下げたらどうかな、そしたらこの部分がグッと広がるから、動きやすくなると思うよ」
「あ、ホントだ、気付かなかった…ありがとうございます！」
「いいよ、でもよく描けてる、岸の指導も中々だな」
「でしょー！北山チーフ、もっと褒めてください！」
って、耳ダンボにしてたのか、岸が満面の笑顔でぴょーんと目の前に飛び込んできた
「あーわかったって！よくやってるよ岸は！…ホントに、めっちゃ助かってる助かってる！」
「でしょ！最近のオレ、自分で自分を褒めてやりたいなーって思ってて！」
「岸さん…、それポジティブ過ぎます…」
「ぎゃーうるさいよ、れんれん！人生はな、前向きじゃないとやってけないの！ね、北山チーフ！」
「んー岸はもう少し、振り返って自分を省みることも必要かもな！」
「うそーん！」
この子達といるのは居心地がいい
きっと、手術をする前もこんな風に過ごしていたんだろう…
太輔とオレは、今までどんな風に過ごしていたんだろう…
一人ぼっちの家は、いつもだだっ広さが連れてくる静寂に包まれている
何をしても、何を見ても…寂しさが募る
待っても待っても…聞きたい声は聞けなくて、みたい笑顔は、どこにもない…
《全部片付いたら戻るから…》
太輔は、そう言った…
だから、オレは待ってればいい…
そして、最後に聞いた太輔の言葉が、オレの不安が確信に変わることを踏みとどまらせていた
《ひろがいるから、オレがいるんだ… 》
でも、太輔…
全部って…ナニ？…
本当に、お前はオレのいる場所に戻ってきてくれるのか…？
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GAYASAKURA(プロフ) - pochiさん» 頑張っております、全てを片付けて、まもなく日本に、帰国です、そして７章に移行します、ホントに長くてゴメンなさい！宜しければLASTまでお付き合い下さればと思います！必ずハピエです！お約束しますー！コメ大感謝です！ (2018年10月28日 22時) (
レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - pochiさん» こんばんは！コメありがとうございます！何だかこんな展開になっております、さっさと誰かがネタバレすれば終わる事なんですけどｗヨメの想いはそろそろ確定しております、いつの間に？！と言われそうですが、その辺は大目に見てくださればとおもいます、ダンナも (2018年10月28日 22時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
pochi - 嫁ちゃん 不安の塊になってますねー(´Д｀) 旦那もどんだけいろんなモノ抱えてるのよー(´；ω；`) 全部てなに？どこからどこまでが全部？？？嫁の想い…完全に旦那を求めてるじゃない!!(￣^￣゜)ぁー お話終わってほしくないけど 早く結末だけ知りたい(ﾉ∀`) (2018年10月28日 14時) (レス) id: 0d96846f1a (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - のこさん» ありがとうございます、流石です！ただくんは永遠の片想いですね、でもカレはそういう人です、ダンナ、トモくん、ただくん…、ヨメはモテモテですー笑、コメ大感謝です！ (2018年10月28日 14時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - のこさん» こんにちは！コメ返、ありがとうございます！ドキドキして頂いて、こちらこそありがとうございます！あともう少しのトコで、すれ違いが起こっています、いつものGayasakura的展開でごじゃいますｗ《迎えに行く 》と言えないダンナの切なさに気付いて下さり (2018年10月28日 14時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2018年10月8日 15時
