I wish to be your only one … L.O.V.E ４th

Precious Lover … １８５ ページ41

「じゃねーひろ、帰るね」
「キタミツ、お邪魔しましたぁ」
「おい、ニカ大丈夫かよ？」
「"٩(´∀`๑)งｳｪｰｲ、味噌汁めっちゃ美味かったぁ！」

寝起きはぐじゃぐじゃの4人だったけど、横尾さんの朝ご飯で活力チャージしてからは、それぞれの元気を取り戻したみたいだった

「ひろ、オレみんな送ってくるわ、留守番出来る？」
「うん、大丈夫、太輔一人で平気か？」
「ああ、オレはコイツらの酔っ払いは慣れてるよ」

そう言って太輔は玄関で纏まってる4人のトコに行った

「裕太、宮田、健永、ニカ、…気をつけて帰れよ！また来いよ、昨日先に寝てゴメンな」
「全然！コッチこそ騒ぎまくっててさ、あの後寝られた？」
「うん、大丈夫、めちゃくちゃ楽しかったよ」

そう言うと、四人はみんな同じ顔して笑ってくれた

隣の太輔も、何だか穏やかに微笑んでいて…時間がゆっくり流れてるように思えた

「あ、そだ…コレ宏光のケータイ、返しとくな、なんかあったら連絡して」って太輔がスマホ渡してきた

「ロックは元々掛けてないから、すぐ使えるよ」

画面触ると、直ぐに起動した

「あ、待ち受けオレらじゃん！」ってニカが嬉しそうに言った

ホントだ、7人で顔ギューってくっ付いてる笑
後列のオレと太輔の間には横尾さんがいる

「この後さ、横尾さん顔引っこ抜いてガヤさんとミツくっ付けたんだよなぁ、コレ見てー！」
「あーオレもソレ持ってる、ほっぺくっ付いてるヤツ！コレだろ？」

って、ニカが見せてくれた

わ、オレと太輔マトモにほっぺたくっ付いてるじゃん！…セルフィーフォトの中には、驚き顔のオレとは対照的に、太輔はドヤ顔ご満悦な笑顔でオレと頬を寄せていた

「げっ、お前らそんなモン宏光に見せんなって！」

太輔が慌てふためいてニカのケータイ取り上げた

「えーイイじゃん！可愛く取れてるのに！」
「アホか！カワイイとかいう歳かよ！ホラ行くぞ！」

って、ニカ千のお尻ペシペシ叩きながら玄関を出ていく

裕太と宮田もその後に続くけど、振り返った裕太がコショコショ声で「後で送ってあげるね！」とウインクしながら伝えてきた



カチャン…とドアロックを掛けると途端にウチの中が静けさに満たされる

リビングに戻って、洗った食器を拭いて棚に戻してるとピロン…て着音がした、ポケットのケータイ取り出すと裕太から…


画面開くと、さっきのセルフィー…



「想い出探しへのパスポートだよ！」
と、メッセージが付いていた

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