Precious Lover … １６６ ページ22
「裕太、帰ったんだ」
「うん、夜勤明けだしね…」
「そか、……そだよな…」
ガッカリを隠すこともせず、ちっちゃく息を吐いて、肩を竦めて「ふーん…」つまんなそうに唇尖らせて答えた
「なに？オレじゃご不満？」
あくまでジョークのつもりで言ったつもりだけど、裕太とのやり取りがアタマに残っていたオレは、言葉の中にある種の感情を交えてしまったことを自覚した
宏光は、それを感じ取ったんだろうか、オレの方を見て首を振った
「え、違うよ、…ちょっと裕太に聞きたかった事あったから…、退院したらあんま会うこと出来なさそうだし…」
「聞きたいことって、どんなこと？それオレには聞けないこと？」
「え…？」
明らか戸惑いの表情を浮かべ、宏光がオレを見つめてきた、困ってる…ありありとその心が見て取れた
…なんでオレ、こんな問い詰めるような聞き方してんだ、
「…お前、ずっとオレに付いててくれてるから、大丈夫なのかなって…」
「オレ？」
「そう、…太輔1日もかかさず病院来てるし、朝からずっと傍にいてくれる…仕事とか、いいのか？」
そして、オレの反応を伺うように聞いてくる
なんだそうか…、ありもしない妄想に囚われる自分が情けなかった
「…オレ元々フリーターなんだ、今はちょっと仕事で色々あってさ、…辞めたんだよね」
「そう、なんだ…」
「少し気分転換しないと、次のコトやる気出ないから…それがひろの入院と重なっただけだよ、仕事についてはオレが考える問題だから、宏光は気にしないで」
「…うん、でもお前の負担になってるならオレ、申し訳ないから…」
「なってないよ！、なるわけない…ずっと一緒に暮らしてたんだ、ひろがいる事がオレの当たり前の毎日なんだから…」
不安そうな瞳…
無意識に、入院生活で幾分ほっそりとした頬に手を添えようと手を伸ばしたけど、その意味を分かっていない宏光は、触れそうな指に怪訝な表現をした
あの頃とは、違うんだ…
空気だけを掴み、オレはその手を引き戻した
「太輔…」
「だからさ、明日からまたヨロシクな！そのうちオレも新しい仕事探さなきゃな、へへ…」
クロフォード会長からは、
《パートナーの体調に目処が着いたら知らせてくれればいい、それまでは休暇を与える、タイスケのポジションはいつでも用意している、心配するな 》
と、有難い返事を頂いていた
そしてCEOからも
《もし良ければ、パートナーと共にもう一度アメリカに戻ってこないか》と打診が来ていた
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GAYASAKURA(プロフ) - daimommさん» 例え記憶は無くても、仕草や表情はまんまだと思うので、ソコを強調してます、お買い物でぇと始まります、私的に日常生活に萌えちゃうのが好きなので、無駄エピと知りつつ入れますー、ハピバ記念は今回は断念しました、楽しんで下さればいいな、コメ大感謝です！ (2018年9月17日 13時) (
レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - daimommさん» こんにちは！コメありがとうございます！はい、エイベさんのカウントダウンは見れなかったんですけど、夜中に目が覚めてソッコーでツベGOです！TL、凄いですねー《藤北プレゼント交換 》ですよね！発売楽しみです！ウチのみっくんは、まだ距離があるかなー笑 (2018年9月17日 13時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
daimomm(プロフ) - GAYASAKURAさん、こんにちは♪みっくんバースデーですね！素敵な１年を過ごしてもらいたいと思います。そしたら何と！こちらのヒロくんは！記憶がなくても、体が動きを覚えてるんですね、きっと。無意識の行動だと思うけど、何かすごく嬉しいです。 (2018年9月17日 12時) (レス) id: 4014bb6c4e (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - seaぺこさん» 楽しい連休をお過ごしくださいねー！コメ大感謝です！ (2018年9月16日 10時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - seaぺこさん» おはようございます！コメありがとうございます！はい、ただくん出て来ますよー、一騎打ちにはならないと思いますｗ、連休でどこまで行けるかなー、話数考えると移行は必至かも…グダグダ臭が致しますが、宜しければ続き覗いて見てくださればと思います！ (2018年9月16日 10時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2018年8月17日 17時
