Precious Lover … １６５ ページ21
「太輔…ちょっと…」
「ん？」
アイコンタクトで、外に誘ってくる裕太…
いつものフワフワした裕太とは違う表情に、オレは不安を覚え、ひろに「裕太送ってくる」と言って裕太と廊下に出た
部屋には声が届かない場所まで移動して
「どうしたんだよ、なんか宏光の体調に不安な点でもあるのか？」
退院を目前にして、気になる症状でも出たのか…と、オレは裕太に尋ねた
「太輔、いつまで自分達のこと、ヒロに黙ってるつもりなんだよ？」
「オレ達のコト？」
「そうだよ、親友とかシェアメイトとか、そんな耳障りのいい言葉でいつまでやり過ごすつもり？」
「なんだよ、今頃…」
その事は納得してもらってると思ってたオレは、裕太の発言に戸惑いを覚えた
「一緒に暮らすって言うことは、お互いを見せ合うことだよ、ウソで固めた関係のままなんて無茶だよ！今だってヒロ、太輔の仕事は大丈夫なのかって言ってた、そのうち自分の過去を疑問に思うようになる、過去を遡れない事で、オレは何者なんだって悩む時がきっと来る、再発の危険はもう無い、ヒロはちゃんと未来を歩けるカラダなんだ！ニセモノの記憶を伝え続けるのはオカシイって！」
オレの腕を掴んで、裕太が訴えてくる
ニセモノの記憶…その言葉がオレの心に突き刺さった
「…男と結婚してるって、言えって言うのか…、何一つオレとの想い出がない宏光に…」
「……」
「…ムリだ…、今はその時期じゃない、伝えた事で、余計悩ませることになったら…取り返しがつかない…」
「太輔…」
「少しづつでいいんだ、少しづつ…オレの事を知って、二人でまた恋を始められたらオレはそれでいい…、まだ言うつもりは無い」
「けど…っ！」
「ありがと裕太、…いっつもオレらのコトで心配ばっかさせてゴメンな…」
掴まれた手を外し、裕太のアタマに手を置いた
「ワッターが言ってた…、ヒロの心は生まれたての赤ん坊みたいなもんだって、だから真っ白な心に最初に付けられた色に…染まってしまうかもしれないって…太輔もしも……」
言葉の先は、容易に読めた
そんなコト、ありえない…
「なら、その色はオレが付けるよ…、オレの色でひろの心染めてみせる、誰にも渡さない…オレ達はこの先も…未来の先まで二人で一つなんだ…」
《キミ色の日々… 》
オレの時間は、ひろがいてくれた事で穏やかで暖かな日々になった
だから今度は、オレがひろを包んでやりたい
明日から始まる二人だけの新しい時間は、…何色になるんだろう
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GAYASAKURA(プロフ) - daimommさん» 例え記憶は無くても、仕草や表情はまんまだと思うので、ソコを強調してます、お買い物でぇと始まります、私的に日常生活に萌えちゃうのが好きなので、無駄エピと知りつつ入れますー、ハピバ記念は今回は断念しました、楽しんで下さればいいな、コメ大感謝です！ (2018年9月17日 13時) (
レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - daimommさん» こんにちは！コメありがとうございます！はい、エイベさんのカウントダウンは見れなかったんですけど、夜中に目が覚めてソッコーでツベGOです！TL、凄いですねー《藤北プレゼント交換 》ですよね！発売楽しみです！ウチのみっくんは、まだ距離があるかなー笑 (2018年9月17日 13時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
daimomm(プロフ) - GAYASAKURAさん、こんにちは♪みっくんバースデーですね！素敵な１年を過ごしてもらいたいと思います。そしたら何と！こちらのヒロくんは！記憶がなくても、体が動きを覚えてるんですね、きっと。無意識の行動だと思うけど、何かすごく嬉しいです。 (2018年9月17日 12時) (レス) id: 4014bb6c4e (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - seaぺこさん» 楽しい連休をお過ごしくださいねー！コメ大感謝です！ (2018年9月16日 10時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - seaぺこさん» おはようございます！コメありがとうございます！はい、ただくん出て来ますよー、一騎打ちにはならないと思いますｗ、連休でどこまで行けるかなー、話数考えると移行は必至かも…グダグダ臭が致しますが、宜しければ続き覗いて見てくださればと思います！ (2018年9月16日 10時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2018年8月17日 17時
