LOVE CASTE … 恋哀階級 vol.３

CASTE … １１８※ ページ24

｢…宏光、ちゃんと感じてるカオ見せて…声、聞かせてよ…｣

ひっきりなしに漏れそうになる声を押さえる為に、口元に持っていった手を太輔が掴んだ…

いつもより強めに愛されてて、もうオレには余裕なんかどこにも残ってない
最後の砦…みたいにして掠れる声と息遣いをコントロールしようと試みた


｢やだ…っ、そんなコト……言うな…っ｣
｢ｸｽｯ…、自分から欲しがって来たのにどうして？｣
｢も、…お前嫌いだ…っ｣

繋がったまま上半身を捻り、太輔の視線から逃れようとしたけど赦してくれるワケ無くて、肩を抑えられて、そのままナカ奥に強く突き進められた

｢あ…アンっ！｣
｢…ハア…宏光……っ、ナカ…もうオレのカタチ覚えてるよね…すげぇ…ぴったり…ハマる…っ｣
｢…っあ…ンン……っ｣

少しだけ太輔の重みがオレに重なってくる

促す様に閉じてた瞼にキスをされ、キツく閉じてた目をそっと開けると、愛おしいそのままの想いを含んだ眼差しが絡みあった

｢えち顔見られるの…イヤ？｣
｢当たり前だろ…こんなめいっぱい鳴かされて…オレだって…ちゃんとプライドあんだぞ…｣

こんなにもお前への想いに溺れてる…
繋がりがどんなに苦しくも、もっとその先を求めてしまう…

おかしくなりそうだ…

｢愛してる人のイイ顔は、世界一可愛いよ…オレだけに見せてくれる《感じてる顔》、愛しくて愛しくて堪んない…だから隠さないで…｣

頬を包む手のひらの温もりが、太輔の言葉がホンモノなのを伝えてくれる

｢たいすけ…｣

｢全部…全部見せて…オレにだけ見せて…食べちゃいたいくらい可愛い宏光のカオ…オレ大好き！｣

くしゃくしゃって子供みたいに笑いながら、繰り返しキスが降ってくる、その顔を見ていたら全身が暖かくなって気持ちくて…いつの間にか、オレも太輔の首に腕を巻き付け自分からキスを返していた

繋がってる証の、カラダの内側にある重苦しい感覚すら幸せに思えた


｢動けよ…っ、もっと…オク…ナカまで来て欲しい…｣

｢そのセリフ最高…｣

瞬間鈍い痛みが背中に走る

背中に回した指を太輔の肌に食い込ませ、オレはその痛みの全てを受け入れた


｢太輔っ！｣
｢ここにいる、…名前呼んで…っ、もっと呼んで｣

激しい突き上げが連れてくる、目眩しそうな程の感覚にどっぷりと溺れていくオレ…

お互いのその瞬間はもうすぐ…睫毛の先まで来てる…


｢あ、あっああ…っ！｣
｢…ッ、ヤバ、い…っ……く…ッ…｣

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