チャラくNIGHT？…６４ ページ16
こんなとこで考えてても仕方ねぇ…
叱られるのも覚悟で本堂に戻った
案の定…と言うか、全員本堂で読経中、遅れて入れる雰囲気ではなく、少し考えてオレは台所に向かった
ソコもキチンと整えられていて、特に追加ですることも無い
寺のスケジュールは分単位だ、もう朝の勤行が終わる、その後が朝メシ…
コンロに火をつけ味噌汁を温め始めた、炊飯器を開け、炊きたてのご飯をほぐしていく
ここに来た頃は、家事なんか何一つ出来なかったオレ…日常生活何もかもが、誰かに甘えることで成り立っていたオレのそれまでの毎日…
藤ヶ谷太輔が迎えに来なければ、オレはあのまま、一体今何をしていたんだろう…
《一緒にいてあげるから…》
朧気な記憶の中の、何一つ混じり気のない笑顔…あの子はきっと藤ヶ谷太輔だ…
｢ヒロさんココにいたの？…もぉ朝の勤行来ないし心配したじゃん！、花畑から帰ってきたの太輔様だけだし、オレ二人ケンカでもしたのかと思ったよ｣
呆れたようなホッとしたような声音で、心海が台所に入ってきた
｢してねぇよ、ンなこと…｣
｢ならいいんだけど、サボりはダメだよ！めっ！｣
ってしてくる、年下からのダメ出しはもはやオレの専売特許になりつつあるｗ
続いて慈文さんと明慶さんも入ってきた、そして宗純…オレを見つけるなり眉を潜め、上から睨みつけてくる、上等じゃねぇか…売られたケンカはもれなくお買い上げだ！
一触即発の雰囲気を年長者はソッコー読み取ったようだった
｢宗純、北山！二人共ココがドコか分かってるよな！ヤラかすなら還俗して寺の外でやれ！｣
滅多ない明慶さんの厳しい声が飛ぶ
悔しそうに宗純の顔が歪むのを、オレはムカつきながら見ていた
｢どうした、朝餉の準備が遅れているようだが｣
ピリついた空気は、入ってきた住職のオーラでとりあえず収まりを見せた
｢申し訳ございません、只今直ぐにお持ちいたします｣
年長者二人がオレ達をさておいて、朝メシの支度を始めた、そして成り行きを泣きそうな顔で見ていた心海もそれに続く
ココにいる全員に迷惑を掛けていることを思い知らされる…
何やってんだオレ
藤ヶ谷太輔の顔がチラついて離れねぇ…
聞いてみるしかないよな…
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GAYASAKURA(プロフ) - こっちゃんさん» お話は進んでおりますが、ハラハラ展開が少なくなってきたかもです、、宜しければ続き覗いて見て下さいませ！コメ大感謝です！ (2017年6月12日 11時) (
レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - こっちゃんさん» こんにちは！コメ返遅くなりましてゴメンなさい、ネタバレ注意と言うよりは、興奮しまくってあんま覚えてないのがホントの理由ですｗｗツアーDVD待ち遠しいですね！秋冬かなぁ、個人的には冬ドームとかしないのかなって思ってます、《スノド》の時みたいに！ (2017年6月12日 11時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃん(プロフ) - こんばんは。広島参戦したんですね。ネタバレ注意って事で参戦出来ない私はツアーのDVD待ちになるのかな？お話の続きも楽しみにしてます。(^^) (2017年6月12日 1時) (レス) id: e94527389c (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - 藤北かじゅさん» こんばんは！コメありがとうございます！はい、多分大丈夫じゃないと思いますｗｗやー、どうしましょうね…でも行かずにいられないのが《渋みつ》なのです！ココは運命を信じます！宜しければ続き覗いて下さればと思います！コメ大感謝です！ (2017年6月4日 22時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
藤北かじゅ(プロフ) - お久しぶりです。あの渋みつちゃん、事務所行って大丈夫？すっごく気になって思わずコメントしちゃいました。更新楽しみにしています。 (2017年6月4日 21時) (レス) id: bcd1835547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2017年5月4日 12時
