さくら風舞季…２５ ページ25
｢脅かされた？｣
｢そうだよ、櫻子は《骨格標本士》って仕事してて、ほら博物館とかに骨格標本あるだろ？アレ作ってんだよ…医学部卒のユリ絡みであの家にも何度か遊びに行ったコトあるんだけどさ、櫻子の部屋骨格標本だらけで、その骨でイキナリ突っつかれたり、一回部屋に呼びに行ったら真っ暗な中で何かの頭蓋骨持ってニコニコ笑ってんの、も、ムダに美人な分魔女かよって、…アレはトラウマレベルだよなぁ…怖っ！｣
ソレを思い出したのか、ブルっと太輔が肩を震わせた…その様子がなんか可愛くてつい笑ってしまう、気付くと太輔の瞳がオレをじっと見つめていた、ニコって笑うと鼻先に秒速でチュッてされた
｢…ﾌﾌ、オマエ可愛いな…｣
｢っ、ナニ言って…？｣
そのまま唇が重なる…深く濃いキスが顔を背けても続けられて…否が応でもこれから始まる行為を予感させる
｢…ン、太輔…ッ…｣
｢…好きだよ…｣
耳朶に触れるか触れないくらいの位置に、太輔の唇が寄せられ、囁かれる…
こんな時の太輔のウィスパーボイスは、カラダの中心がゾワリと戦慄く程の破壊力だ…
条件反射…カオ、熱い……
｢…言って聞かせるより、カラダに伝えた方が早いかな…｣
｢え…｣
｢オレは、お前を離さない……って…｣
立ち上がり、膝の上のオレを子どもに《高い高い》するように抱き上げる
オレを見上げる太輔の顔は、ホントに妖艶で一瞬も目が離せない…
太輔の首に腕を巻き付け、顔を近づけた
｢キスしちゃうぞ…｣
｢してよ、一生分でもいい…｣
恋しくて愛しくて…オデコ、瞼…鼻先……頬…耳朶…フェイスライン…触れていく度《好き》も《愛してる》も《離れたくない》も無限に増えていく…
｢ｸｽ…すげぇな…全身の誘いオーラ堪んね…卑怯だな…｣
そんなの…当たり前じゃんか…
｢お互い様だろ…｣
｢だよな……｣
太輔の頬に手を添えて、色香の乗った唇を舌先で擽るように辿ると、直ぐに絡め取られた…
名残惜しさの証の銀糸をプツリ…と切ると、太輔が微笑んだ
｢なあ一緒にシャワーいい？洗いっこしよ？｣
なんて、子供みたいに無邪気な笑顔で言うから…
纏うオーラはセクシーダダ漏れのクセに、そしてオレはこのギャップに毎回瞬殺される
太輔、大好きだよ…
オレだって
絶対にお前を離さない……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 514人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
GAYASAKURA(プロフ) - 未来さん» ありがとうございます！はい、ご期待に添える展開になればいいのですがｗｗｗ、また感想などございましたらお待ちしていますー！ (2017年5月27日 19時) (
レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - それなら安心しました(^^)私､北藤はどうも苦手なんですよね!?m(._.)m one Kissも続き楽しみに待っていますね!?(^^) (2017年5月27日 18時) (携帯から) (レス) id: 546aa22f8e (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - 未来さん» 《姫ガヤ》なんだけどキメる時は《雄ガヤ》です！裏的シーンをどのレベルまで入れるかはまだ思案中なのですが、宜しければ続き覗いて見てくださいね！コメ大感謝です！ (2017年5月27日 18時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - 未来さん» こんにちは！コメありがとうございます、お返事遅くなりましてゴメンなさい！はい、なんとかどうにかオールupとなりました、おフザケも入れてしまったのですがちょこっとでも楽しんでいただけたなら何よりです！えーと《one Kiss》ですが、もちろん《藤北》でーすｗ (2017年5月27日 18時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 久ｺﾒです｡完結おめでとうございます!!小悪魔なﾐﾂが凄く可愛かったです(^^)one Kissも楽しみなんですけど､姫系なｶﾞﾔでも､あくまでも､CPは藤北には変わりないんですよね!?m(._.)m (2017年5月27日 1時) (携帯から) (レス) id: 546aa22f8e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2017年4月30日 23時
